▼猛烈なインフレに見舞われた復興期は、物価の番人、日銀の見せ場でもあった。経済全般に君臨し、存在感から法王と呼ばれた一万田尚登(いちまだひさと)総裁の時代である。マッカーサーとも渡り合う無二の経済人は、歴代最長の8年半を務めた。
▼一万田の命日だった昨日、日銀は初めて、政府との共同声明で2%のインフレ目標を打ち出した。無期限の金融緩和で政権を支えるという。政府からの独立が身上の中央銀行ながら、退任前の白川総裁が譲った印象だ。無条件降伏とは言わないが、異例の声明はポツダム宣言に重なる。
就在昨天,一万田的忌日,日银首次发表了与政府的共同声明,提出2%的通胀目标。通过无限期的金融缓和政策来支持政权的施行。尽管是脱离了政府的中央一银行,给人的印象却是即将卸任的百川总裁做出了让步。虽不能说是无条件投降,但这份不同寻常的声明不禁让人想到波茨坦宣言。
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