汚れのない瞳がこちらを見つめてくる。写真家の長倉洋海(ひろみ)さん(60)から頂いた来年のカレンダーに、しばし見入った。アフガニスタンで南アフリカで、チベット高原で――、世界の子どもたちの月替わりの笑顔は、地上の星を見る心地がする。
一双双清澈无邪的眼睛向这边看过来。看着摄影师长仓洋海(60岁)先生给我的明年的挂历,不禁有些入迷。阿富汗、南非、西藏高原,看着全世界孩子们月月不同的笑脸,仿佛看到了地上的星星。
▼長倉さんは長年、紛争の地や、きびしい暮らしを送る人々を撮ってきた。子どもに向けるまなざしはやさしい。「僕にとって写真は、希望を写し込むもの」と言う。小さな瞳から希望が消えれば、それはもう子どもではない。
长仓先生长年拍摄动荡不安之地和生活条件艰苦的人们。他将温柔的目光转向孩子们。他说过:“对我而言,照片就是记录希望的东西。”如果小小的眼眸中没有了希望,那他就不再是孩子了。
▼だが、ゆゆしいことは多い。あまり知られていないが、今年は「国連識字の10年」の最終年になる。読み書きの教育も受けられぬ人を減らす区切りの年に、パキスタンでは少女銃撃という蛮行が起きた。
然而还是有许多很严重的问题。大家可能不太了解,今年是“联合国扫盲10年”的最后一年。在普及读写教育的阶段性的一年里,在巴基斯坦发生了枪击少女的野蛮行径。
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