昔、ある高僧のところへ年始に来た男が、何か書いて下さいと頼んだ。僧はさらさらと「親死に、子死に、孫死ぬ」と書きつけた。男が怒ると僧は静かに「親が死んでから子が死ぬ、子が死んでから孫が死ぬのがいいので、逆になったら大変なことだ」。
以前,过年时有个人到某个高僧那里,请求他写点什么。僧人刷刷地写下“父死、子死、孙死”这几个字。那人勃然大怒,而僧人则徐徐道来,“父亲过世儿子才死,儿子过世孙子再死,这是正常的顺序,要是反过来的话,那就麻烦了。”
▼男は納得して大事に持ち帰ったそうだ。以上は国語学の故金田一春彦さんが書いていた話だが、その「逆」を招く最たるものは戦火だろう。「平和な時には子が父の葬(とむら)いをする。しかし戦いとなれば父が子を葬(ほうむ)らねばならぬ」と、これは古代の史家ヘロドトスの書中にある。いま真っ先に浮かぶのはシリアだ。
据说这个人觉得很有道理,就很慎重地将这幅自带回了家。以上讲述的是已故的日本语学者金田一春彦所写的一则故事。最有可能导致其“倒过来”的恐怕就是战争了。古希腊历史学家希罗多德在书中写过这样一段话,“和平时期是子葬父。可一旦发生战乱,那就会变成白发人送黑发人”。如今,叙利亚就是这样的情况。
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