近所の資源ごみ置き場に、和洋の酒瓶が山と積まれていた。わが家にも動かぬ証拠が10本ほど転がる。宴(うたげ)の果てといえば美しいが、中身の行方を思うと切ない。曜日の配列に恵まれた年末年始、飲み食いでふやけた向きは多かろう。
附近的可回收放置处,日本酒瓶和洋酒瓶堆积如山。就连我们家也扔了10瓶。说好听点就是宴会之所终,但一想到瓶中物的去处就不免有些难受。年末年初正好休息一周,恐怕有不少人都忙于大吃大喝变得越发懒散。
▼ご同輩、ひと区切りつけるなら本日の七草粥(がゆ)である。年をまたいで酷使した臓器をねぎらい、無病息災を願う。白地に緑は目にも優しく、罪滅ぼしの青菜は蕪(かぶ)か大根で足る。淡泊な甘みを確かめたら、つくだ煮など濃いめの味を添えてみたい。
同志们,想让假期告一段落的话,今天就来碗七草粥吧。过完年犒劳一下辛苦的五脏六腑,祈祷新的一年无病无灾。白粥绿叶看着就舒心,用以心理安慰的青菜有大头菜和白萝卜就够了,尝过清甜口味后,真想再来点儿海鲜炖煮那样的浓厚口味。
▼作家の井上荒野(あれの)さんは独り暮らしを始めた頃、粥と煮魚で大人を自覚したという。残った煮汁にワカメをくぐらせ、白粥に盛る。「元気なときに食べてもおいしいものだとわかった」と、本紙「作家の口福(こうふく)」に記している。
据说作家井上荒野在刚开始一个人生活的时候,认为是粥和炖鱼让自己成熟了。将裙带菜放在剩下的汤汁煮一下,再盛到白粥上。井上在本刊的《作家的口福》中说,“它让我明白,精神好的时候喝点粥也是不错的美味。”
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