▼天井が崩落した山梨県の笹子トンネルが約2カ月で全面開通した。遺族のひとり石川信一さん(63)が「中央道は大動脈で、開通を急ぐのは十分わかる。ただ、あまりにも早い」。何ごともなかったかのように、9人死亡の現場を車が行き交う。
洞顶坍塌的山梨县笹子隧道,经过2个月的修缮现已全面通车。一名死者家属石川信一(63岁)表示:“中央公路是交通的重要通道,急于开通我们完全理解。但还是太早了。”造成9人死亡的事故现场车辆往来川流不息,就像什么事都没发生过似的。
▼「これからの日本は、スピードの落とし方を本気で考えなければ」と言うのは藤本智士さん(38)。遅いことやミスをとがめ合う時代に一石をと、大阪のおおらかなニュースを集めた壁新聞を始めた。「『かまへん』というゆるさを取り戻したい」
藤本智士(38岁)曾说:“今后的日本,如果不认真考虑放慢速度的话......”大阪的汇集重大新闻的墙报开始运作了。这就像在相互指责推迟和过失的时代里扔了一块大石头。“希望可以恢复到循序渐进的样子。”
▼名古屋の街をSLが走った。機関士の青山智樹さん(34)の言葉がいい。「人間がつくった乗り物で、一番人間に近い。しんどそうに坂を上ったり、楽に走ったり」。人間らしくやりたいナ――古い妙句がふっと浮かぶ。
一趟SL火车行驶在名古屋的大街上,司机青山智树(34岁)有句话说得好。“这是人造的交通工具,就应该贴近人们生活。看它卯足了劲地爬上坡,跑得多欢。”这时脑海中冒出一句老话——要活就活出个人样来。
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