なでしこが銀で終わっていたらと、記憶を「残り3分」に巻き戻す。沢さんの一撃が、岩清水さんの捨て身の守備がなければ1点差に泣いたと思う。PK戦には、佐々木監督の笑顔や海堀さんの冷静さが必要だった。どれを欠いても、今とは違う日本があった。
如果日本女子队获得银牌告终,记忆又回到“最后三分钟”。 如果泽队员的一击、如果没有岩清水队员奋不顾身的防守,那么我想大家就会因为一分而流泪。在PK战中,佐佐木教练的笑容和海掘女士的冷静是必不可少的。无论缺少哪样,日本就和现在不一样了。
世界一の余韻の中で、響きも懐かしい「なでしこフィーバー」が続いている。代表選手は飾らぬ笑顔をテレビにさらし、親類や恩師、行きつけの飲食店が「知られざる素顔」を明かす。時の人である。
在世界第一的余韵中,让人留恋的“日本女子狂热”的影响依旧存在。队员们爽朗的笑容在电视上展现,亲人和恩师以及常去的饮食店揭露了她们“不为人知的素颜”。她们是当前的话题人物。
勝者を戒める言葉は多いが、彼女たちは心配なかろう。女性がサッカーを仕事にできる世の中こそがゴールで、国際試合での活躍はその手段と、皆が考えているらしい。喜ぶのはまだ早い、と。
虽然有很多告诫胜利者的话,但是她们不同担心。女性能以足球为工作的社会是其目标,国际比赛中的活跃是其手段,大家似乎都这么想。她们说开心还为时过早。
幸い、国内リーグは大入りで再開された。沢さんら7人を代表に送るINAC(アイナック)(神戸)のホームは、空前の1万8千人で埋まった。ピッチ上のやりとりが声援にかき消される夢体験も、金(きん)ゆえだ。
万幸的是,国内联盟由于非常吸引人而再次召开。把泽女士等7人作为日本国足送进日本队的INAC的赛场,淹没在前所未有的1万8千人的观众中。PHS上的争论完全消失在加油声中,梦幻般的体验,也是因为金牌的缘故。
今度は団体初の国民栄誉賞だという。「社会に明るい希望を与えていただいた」と官房長官。本来政府がすべきことをしてもらった、と聞こえる。政治利用の批判もあろうが、幸か不幸か、首相の不人気は賞でどうにかなる水準ではない。
这次是第一次把国民荣誉奖颁给团体。官房长官说“给与了社会希望的曙光”。我听到有人说做了本应是政府做的事情。虽然也有政治利用的批评,但无论是幸还是不幸,首相的低迷可不是能用这个奖蒙混过去的。
社会が沸き、政治が追い、経済が動く。朝から元気をもらったお返しに、女子サッカーに幸あれと願う向きは多いだろう。その中から、試合に足を運び、娘にボールを蹴らせる人がどれほど出るか。「フランクフルトの奇跡」は、そこで評価が定まる。
社会沸腾,政治吹捧,经济发展。作为在早上就让人精神振奋的回礼,会有很多人对女子足球表示祝福吧。这其中,又有多少人会去看比赛,会让女儿去踢足球呢?“法兰克福的奇迹”,在此定论。