▼何人かの党首が福島から第一声を上げた。原発ひとつとっても各党の公約は各様で、政治の過渡期らしい百家争鳴である。投票日までの論戦を通し、私たちは「正しそう」な人と党を選ぶだけだ。
有几个党首都是从福岛问题开始发出他们选举的第一声。就核电这一个问题,各党派提出了各种各样的公约,这真可谓是政治过渡时期所特有的百家争鸣。通过投票日期之前的这些论战,我们只管选出看起来正确的人和政党就行了。
▼群衆が勝たせるのは、「正しいことを言っている感じ感をもっとも演出できた人」らしい。作家の町田康(こう)さんが、そんな長文を本紙に寄せている。しかし「感じ感」では危うい。音楽のような喋(しゃべ)り言葉から、せめて「正しい感じ」を聞き取らなあかんと。
群众选出的是那些让人觉得言之有理的人。作家町田康给本报寄来了一大篇这方面的文章。然而“感觉”这东西还真有些靠不住。因为我们不得不从音乐般饶舌的言辞中,听出它的“正确感”。
▼この国に、過渡期の人模様を楽しむゆとりはない。内外でわき上がる難題に、立ち向かう時間は乏しい。同好会のように新党が生まれ、幸い、選択肢だけは豊かな「感じ」である。争鳴から聞こえ来る処方のウソ、ホントを見きわめたい。
这个国家,已经没有那多么闲工夫去欣赏过渡期的众生百态了。连应付国内外不断升温的各种难题的时间都不够了。如同好会一样的新党接二连三地诞生,值得庆幸的只不过是让人觉得有更多的选择罢了。希望大家能够明辨从各种言论中传来的解决方案是真还是假。
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