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日本料理をきわめた懐石「辻留」の2代目辻嘉一さんは、各地を旅して、土の違いが生み出す野菜の違いを知った。たとえば火山灰の層に育つ関東のネギは、上に伸びるにまかせると歯触りが強くて食べづらい
辻嘉一是研究日本料理的日式茶点名店“辻留”的第二代传人,他游历各地,并掌握了蔬菜因风土不同而导致的味道差异。比如,生长于火山灰层的关东葱,如果任其向上疯长,那吃起来就会感到坚硬而难以下咽。
だから農家は、土を盛って白根を長く育てる。片や、関西のネギは細くて白根が少ない。青葉は柔らかく、霜の降りる頃のうまみはすばらしい。だれしも故郷を離れると、ふるさとの土が恋しくなるものだと、著書『味覚三昧(ざんまい)』につづっている
因此,农户把土堆高,使关东葱白色的根部长(zhang)长(chang )。另一方面,関西葱纤细而根白少,绿叶柔嫩,味以降霜时为美。每个游子一旦远离家乡都会怀念起故土来。——他在著作《味覚三昧》中写道。
しみじみと郷愁を誘う料理が、先ごろ農林水産省の発表した「農山漁村の郷土料理百選」に並んだ。土地土地の暮らしから生まれた「食べてみたい、食べさせたい」料理を、一般の投票を交えて選んだ。一覧表を眺めていると、ついつい目が“迷い箸(ばし)”をする
前些时候農林水産省公布了《农家漁村乡土风味百选》,里面收录了各种勾人浓浓乡愁的菜肴。(这次活动)结合大众的投票,选出了那些根植于各地市井生活的“我想尝尝、想请你尝尝”的家乡菜。看着那一覧表,我不知不觉地用眼睛“游起筷来”。
わんこそば(岩手)や石狩鍋(北海道)などは、舌が覚えている。しかし、おっきりこみ(群馬)、しもつかれ(栃木)、いきなりだご(熊本)などは、どんな料理なのか見当もつかない。郷土の誇りの多士済々ぶりを、あらためて思う
椀子蕎麦面(岩手县)、石狩鮭鱼火锅(北海道)等小吃,我还记得它们的味道。然而,味噌小麦面(群馬县)、咸鱼醋萝卜(栃木县)、冷不防饺子(熊本县)等风味,到底是什么样的,则想像不出。(于是,)再一次感叹,日本值得骄傲的地方风味多么琳琅满目啊。
百選のひとつ、大分の「手延べだんご汁」について、作家の松下竜一さんが書いていた。母親は、カボチャを煮崩した汁に団子を入れた。ふつうは多くの野菜を具にするが、母親の育った村の調理法は違っていたのだという
关于《农家漁村乡土风味百选》之一的大分县“手拉扁面汤”,作家松下竜一写道——一般是把多种蔬菜当配料,而母亲生活的村子则煮法不同,她把扁面放进熬糊的南瓜汤里。
その味が忘れられないと、松下さんは回想している。風土がはぐくむ料理だが、行きつくところは一人ひとりの母の味ということか。思い出を隠し味に、ふるさとを舌に載せるのもいい。
那种味道令人难以忘怀,松下忆道。它虽是风土孕育的菜肴,但到了每个游子那里就是“母亲的风味”吧。以眷念为佐料,让味觉感知故乡,不亦乐乎!