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2008年04月06日「天声人语」中日对照

作者:中国筷子  来源:贯通论坛   更新:2008-7-14 16:32:36  点击:  切换到繁體中文

 

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きのうはまだ、ほんの少し早すぎた。あしたになれば、わずかだけれど、もう遅い。まさに今日。そんな盛りの一日が、桜にはあるようだ。この週末、街に野に、絶頂の一日を迎えた桜木も多いことだろう▼

昨天时机未到,稍稍有些早。但要到了明天,虽然就过了一点,但也已经晚了。今天正好,正是樱花开的最盛的时候。这个周末,街上野外,大部分的樱花迎来了一年中最满开的日子。

淡い色がこの国を染め上げる季節、「桜男」と呼ばれた人の生涯を追う展示が、兵庫県西宮市の白鹿記念酒造博物館で開かれている。水上勉の小説『櫻守(さくらもり)』のモデルにもなった笹部新太郎である。私財をなげうって桜の演習林をつくり、何十万本も育てては各地に植えた▼

在这个为国家染上了淡淡色彩的季节里,记录着一位被称为「樱男」的人一生足迹的展示会,在兵庫県西宮市的白鹿記念酒造博物館中召开了。他就是水上勉的小説『櫻守(さくらもり)』的原型笹部新太郎。拿出自己的积蓄建造樱花育苗基地,培育了十万多株种植在全国各地。

明治半ばに大阪の地主の家に生まれた。東大法学部を出たが、思い切りよくエリートコースを捨てる。組織に属さず、桜を知りつくした園丁として一生を終えた。現場主義に徹し、名高い植物学者に「暗闇で土を握っただけで良否がわかるか」と啖呵(たんか)を切った逸話を残した▼

他于明治中叶出生在大阪的一位地主家庭。随后毕业于东京大学法学院,义无反顾地放弃仕途道路。也不加入各种团体,就作为培育樱花的园丁了却一身。他坚持实践出真知,留下了他曾经对着一位很有名望的植物学家发炮似地问「握着土躲在实验室里就知道好坏了?」的一段逸事。

その「桜男」の嘆いたのが、人の移り気である。花の盛りは愛(め)でてやまないのに、散れば忘れてしまう。じゃまになれば切ってしまう。「受け身一方の植物は、かえす怨(うら)みの言葉も持ち合わせない」と哀れんだ▼

另这位「桜男」感叹的是人们的见异思迁。樱花盛开的时候爱不释手,一旦凋零就抛之脑后。挡着路了就砍掉。感慨到:「可别让被动承受的植物满腹怨言」。

暖地ではもう、盛りをすぎて落花しきりの木もあろう。〈桜の花びらが あんなに/思いきって散れるのは/思いもよらないほど/遠い時間にまで/根が届いているからにちがいない……〉(「さくら」笠間由紀子)

在温暖的地方,已经有樱花结束了花期而留下干干的枝头了吧。

▼遠くから降るような落花は、物言わぬ木々から人への、ひそやかな言葉のようでもある。耳を澄ませて、春の一期一会を楽しもうか。「桜男」にしかられぬよう、麗姿をしっかり、記憶に焼きつけながら。

从远处落下的花瓣,是无发言语的植物传递给人们无声的语言。(你)有没有竖起耳朵,好好享受春天这一年一次的樱花?不想被「桜男」职责的话,就好好地把樱花美丽的姿态,镌刻在大脑的记忆里吧。


 

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