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一本目の矢は相手のかたくなな鎧(よろい)にはじき返された。うろたえて二の矢を放ったが、今度はろくに敵陣に届かずに落ちた。下手な弓攻めを見るような日銀総裁人事の混迷である▼
第一支箭被对手加固的铠甲反弹了回来。慌张中射出了第二支箭,这回完全没有射在敌方的阵地。日本银行总裁任命之事同样混乱地就像蹩脚的弓箭射击。
とうとう総裁のいすは空席になった。戦後初の事態だという。総裁任期は昨日までと決まっていた。降ってわいた話ではないのに、である。射手がつたないからか、相手が頑迷なのか、それとも矢が粗末なのか、国民には分かりづらい▼
最终总裁位置还是空缺。这还是二战后首次出现的情况。(前)总裁任期已在昨天结束。出现这样的情况(总裁无人接班)虽不是毫无征兆。可(原因)是射手无能吗?是对手顽固不化吗?还是弓箭太粗糙?国民很难弄明白。
二番目の矢、元大蔵事務次官の田波耕治氏の採決にあたって、首相は「良識をもって臨んでくださると思う」と****党を牽制(けんせい)した。片や****は、「わざわざ賛成できない人を選んでいる」とそっぽを向いた。理は我に、非は彼に。難じ合いの繰り返しに国民はうんざりだ▼
(首相)射出的第二支箭是冲着原大藏事务次官田波耕治提出的议案,首相表态:「我认为这是比较切实的办法」以此对****党进行了牵制。****党那边,则左顾右盼而言它:「偏偏挑选没法得到赞同的人」。我是对的,错的是他们。双方你来我往进行互相刁难早已让国民感到了厌倦。
すぐれた政治能力を「より賢く妥協すること」と言ったのは司馬遼太郎さんである。妥協を合意と置き換えてもいいだろう。それには、譲歩を引き出す知恵と、小異にかまけない大局観が必要だ。どちらを欠いても握手は遠のく▼
司马辽太郎先生曾说过:比出色的政治才能更好的是善于进行妥协。把妥协换成协议一词也可以。另外,还需具备如何作出让步的智慧,以及存小异的大局观。缺少任一方,事情都无法达成一致。
2代前の総裁だった速水優さんは、在任中にデフレと格闘した。ゼロ金利政策、株の買い取り……。大胆な策を矢継ぎ早に放った。「日銀は日本経済の良心でなくてはならない」と、言い続けたそうだ▼
之前的第二任总裁速水优先生,任职期间和通货膨胀进行过对抗。推行零利率政策,收购股票等等。大胆的政策如流矢一般一一放出。据说流传下了:「日本银行是日本经济的信用保证」的话。
政治の思惑に流されず、策をあやまたず。金融政策の司令塔としての戒めであり、自負でもあったろう。その総裁が、米国発の金融危機が風雲急を告げるなかで不在である。荒海の舵(かじ)さばきを任せられる三の矢を、首相はいつ放つことができるのだろうか。
不被政治抱负冲昏,不耽误政策。这是(日银)作为金融政策指挥棒的戒律,也是值得骄傲的地方吧。日银总裁在美国发出的金融危机紧要关头告知缺席。首相何时才能放出,在波涛大浪中任命掌舵人的这第三支箭。