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冴(さ)えざえとした冬の大気のなか、星が輝きを増してきた。東京で夜9時ごろに東の空を仰ぐと、ひときわ明るく輝く、赤い星が見える。2年ぶりに地球に接近している火星である▼
在冬季凛冽的天空中,闪耀的星辰在增加。在东京,晚上9点左右的时候仰望东方的天空,看到了特别明亮闪耀的红色星星。那是经过2年时间不断与地球接近的火星。
その色合いが炎や血を想像させ、東洋では「火の星」と呼ばれ、西洋では「戦いの星」になったという。火星人の物語も生まれた。英国のSF作家ウェルズは、19世紀末に『宇宙戦争』を書いた。それに描かれたタコのような火星人は、そののち長く、人類が思い描く宇宙人の原型になった▼
看到那种颜色让人联想到火或血,在东方称其为“火之星”,而在西方则称其为“战神之星”。火星人的故事也就诞生了。英国的科幻作家H·O·威尔斯在19世纪末撰写了《宇宙战争》。在书里描写的那像章鱼一样的火星人,成为从那之后很长一段时间内人类想象中的宇宙人的原型。
「地球外から飛来したUFOの存在を確認していない」。そんな答弁書を、政府が閣議で決めた。飛来したときの対応や、他国との情報交換などを、民 主党議員に聞かれていた。UFOは、昔ふうに言えば「空飛ぶ円盤」のことだ▼
“还没有确定发现从外太空来的UFO”。政府在内阁会议中决定这样回答。从民 主党议员那里听说了飞来时候的对应呀、与别国的交换情报等。UFO过去被称为“飞碟”。
国内多難なおりに、と渋面の向きもあろうが、久々に頬(ほお)のゆるむ話題である。町村官房長官は、記者会見で「私は絶対いると思っている」と力説した。“閣内不一致”をとがめられず、笑いを誘うのも、宇宙の不可思議のなせるわざだろう▼
镇村官房长官在记者招待会上强调“我认为绝对有”。不能责备“内阁不统一”,引发笑声的应该是宇宙的神秘吧。
〈人類は小さな球の上で 眠り起きそして働き ときどき火星に仲間を欲しがったりする……〉と、詩人谷川俊太郎さんは『二十億光年の孤独』に書いた。〈万有引力とは ひき合う孤独の力である〉と詩は続いている▼
诗人古川俊太郎在《二十亿光年的孤独》中写到“人类在小小的地球上,起居工作,时常想着与火星做朋友”。而后续写了“万有引力是吸引孤独的力量”这样的诗句。
夜空を仰ぐのは、むしろ、星々から見られている地球を意識する営みかもしれない。温暖化する「火の星」、いがみ合う「戦いの星」はむしろ地球ではありませんか。火星人の声を聞くような、冬の宵である。
仰望夜空,倒不如说是从观星的角度出发看待如何。倒不如说温暖化的“火之星”、互相仇视的“战争之星”是地球吧。是象听火星人的声音一样的冬天的傍晚。