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2007年11月17日「天声人语」中日对照
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http://www.kantsuu.com/bbs/dispbbs.asp?boardID=121&ID=158566&page=1 古代エジプト人の死生観について、作家の荒俣宏さんが書いている。「彼らは、生命は永遠に存在し続けると信じていた。死は完全な消滅(しょうめつ)ではなく、『霊的な旅』と考えられた」。ならば今ごろ、あの10人はどの辺を旅しているのだろう▼
关于古埃及人的生死观,作家荒俣宏先生写道“他们信仰生命是永世长存的。认为死亡并不是生命的完全终结,而是「灵魂之旅」的开始”。那么此时,那10个人(的灵魂)正游荡在何处呢?
エジプトのルクソールで観光客がテロ集団に襲われ、62人が殺 害された事 件から今日で10年になる。逃げ場のない神殿広場で、4組の新婚を含む5組の日本人夫婦が巻き込まれ、男性1人を除いて亡くなった▼
在埃及的旅游胜地Luxor,62名旅游观光客遭到恐 怖分子的袭击,被惨遭杀害。此案件至今已经过了10年。在无处可逃的神殿广场,内含4对新婚夫妇在内的5对日本人夫妇不幸被卷入其中,现场除一名男性幸免于难以外,其他人员全部遇难。
10人目は添乗員の草野冨己恵(ふみえ)さん(当時47)だ。福島県に暮らす草野さんの母、聖子(きよこ)さん(88)は、火葬(かそう)の後に見つけた銃弾2個を小箱にしまった。一つは眉間(みけん)に、一つは右(みぎ)太(ふと)ももに撃ち(うつ)込まれた▼
第十位遇难者是时年47岁的随团导游草野冨己恵。生活在福岛县的草野的母亲圣子女士(88岁),将火葬遗体后发现的两颗子弹放入了小箱内。其中一颗子弹击中(女儿)眉心,另一颗子弹被击入右大腿。
「観光地を恨んでもみたけれど、すてきな場所だからあの子も案内したのだと思い直した」。そう語る母親が「天国まで添乗して行くなんて」と悔やんだ娘。ツアー参加者は幸せの極みで生を絶たれ、見送りもなく予定外の旅に出た。ご遺族の衝撃は時も癒やせないだろう▼
“曾经也试着恨过那个景点,但因为那是一个美丽的地方,那孩子也在那里作过陪同导游,后来想想也就不恨了”。话虽如此,对于“陪同居然陪到天堂去了”的女儿,母亲还是深觉懊悔。参加旅游团的人们在幸福之巅被送上了不归路,踏上了无人送行的意外之旅。遗属们所受到的精神打击和悲痛是连时间也无法治愈的吧。
イスラム過激派(かげきは)の無差別(むさべつ)テロはその後、世界中に広がった。政治や宗教のもめごとに無関係な、名もなき勤め人、旅行者が、望まない旅立ち(たびたち)を強いられている。警備を強化(きょうか)したエジプトでも、観光地への襲撃(しゅうげき)がやまない▼
在那次惨案发生之后,伊斯兰激进派不分青红皂白的恐怖活动扩展到了全世界。与政治宗教纠纷毫不相干的无名工作人员和游客,被迫踏上了一段违心之旅。虽然埃及已经加强了警备,但恐怖分子对游览胜地的恐怖袭击仍未停息。
永遠の生を疑わない古代人は、魂(たましい)の帰りに備えて死後の肉体を保存した。命の神秘(しんぴ)と尊厳(そんげん)を踏みにじるテロが、本来、これほど似合わぬ地はない。10年でさらにもつれた憎悪(ぞうお)の連鎖(れんさ)を嘆きつつ、悲しい顔の10人が空を翔(か)けているはずだ。
坚信生命永存的古埃及人,为了等待灵魂的回归而保存下了死后的肉体。随意践踏生命奥秘与尊严的恐怖活动,本来就最不应该发生在埃及这块古老而又尊崇生命永生的土地上。10年之间恐怖行为愈加复杂化,满面悲伤的十名受害者的灵魂会一边叹息这这条憎恨之锁链一边飘荡在空中吧。
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文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语 |
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