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2007年10月25日「天声人语」中日对照

作者:未来215  来源:贯通论坛   更新:2007-11-6 9:52:39  点击:  切换到繁體中文

 

论坛讨论地址:

http://www.kantsuu.com/bbs/dispbbs.asp?boardID=121&ID=156406&page=1

   秋田の「きりたんぽ鍋」には素朴な味わいがある。漫画家の東海林さだおさんはある日、鍋の材料をあれこれ購入した。だが必須とされる秋田特産の比内地鶏は、店になかった。やむなく「比外鶏」を使ったと、近刊の著書でユーモラスに書いている▼

  秋田的“きりたんぽ锅(烤年糕火锅?)”中有着独特的质朴味道。漫画家东海林さだお先生在近期出版的著作中幽默的写道:某日,曾为了做秋田火锅,买了各种火锅材料。但其中唯独缺了做此火锅必不可少的秋田特产“比内地鸡”。无奈之下只好用“比外鸡”代替。

  今なら比内地鶏と銘打っていても、信じられない。秋田の業者が、卵を産まなくなった廃鶏に「比内」の衣装を着せて長年出荷していた。きりたんぽ鍋のセットにも偽の鶏肉を使っていたと聞けば、湯気の向こうの笑顔も曇る▼

  如今即使打着“比内地鸡”的旗号销售,也没人相信。秋田的不法业者,长年给不再产卵的老鸡穿上“比内”的外衣上市销售。若是听到“きりたんぽ锅”的配料中也有着假冒鸡肉的话,面向热气腾腾汤锅的笑脸也会乌云密布的。

   老舗(しにせ)や特産の金看板が、相次いで墜(お)ちている。食べ物不信が募るさなか、北海道の食肉業ミートホープの社長らが**に逮捕された。こちらは、豚や鶏を混ぜたミンチ肉を「牛肉」と偽って出荷していた▼

   老店和特产的金字招牌相继堕落。正当人们对食品越来越失去信任之时,北海道的从事肉食加工的Meat Hope的社长等人被**逮捕了。原因是他们把混入猪肉和鸡肉的肉糜冒充“牛肉”上市销售。

   背信行為を小紙が特報したのは、内部告発によってである。これが呼び水になったかのように、井戸の底から醜聞がわき出した。「白い恋人」に「赤福」、「比内地鶏」。内部から漏れ届いた良心の声が嘘(うそ)の仮面をはがしていった▼

   将此等背信弃义的龌龊行为进行特别报道是源自其公司内部有人告发。这犹如诱因一般,丑闻不断地从井底冒出来。“白色恋人”加上“赤福”,“比内地鸡”,由内部泄漏出的正义之声剥下了谎言的假面具。(注:小紙=鼻紙などに用いる雑用の紙)

    食べ物職人の意気を懐かしむ短文が、往年の名記者、長谷川如是閑(にょぜかん)にある。ある老人の売る煮豆は絶品だった。ところが家が焼けて竈(かまど)も釜も失った。新しい設備で煮たが、味に納得がいかない。煮ては捨て、煮ては捨てて、決して売り物にはせず、ついには廃業してしまった。遠く明治の話である▼

   昔日名记—长谷川如是闲先生的采访中曾有过一篇怀念食品艺人骨气的短文。某位老者卖的煮糖豆堪称绝品。然而因家中失火,煮豆的灶和锅都付之一炬。虽然用新的设备煮过,但对味道总不满意。煮了丢,再煮再丢,老者坚决不卖那些次品。最终还是关门停业了。这是很久以前发生于明治时期的故事。

    儲(もう)けにかまけてモラルを見失った現代の老舗など、顔が赤らむことだろう。あまたの醜聞に「食への信頼」を吹き飛ばされて、迎えた食欲の秋を何としよう。

  只顾赚取不义之财而道德沦丧的诸多老店们,是该觉得无地自容吧。“对食的信赖”亦被这接二连三的丑闻吹得无影无踪了,该如何面对这已经来临的食欲之秋呢。


 

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