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たしか作家の開高健さんだったと思う。アラスカの川でのサーモン釣りについて、次のような感慨を述べていた。
我想大概是作家開高健吧,关于在阿拉斯加河钓鲑鱼,他发表了下述的感慨。 体長1メートルにもなる大物が掛かると、釣り人は糸を切られないよう必死の格闘を強いられる。腰まで流れに漬かり、魚の動きに合わせて左へ右へ。こけつ、まろびつ、ときに引き倒されて溺(おぼ)れそうになる。「どっちが釣られているんだか、分からない」と。
若是长达一米的大家伙上钩了,那么,为了不让钓绳扯断,钓者不得不要进行殊死搏斗。腰部浸入水中,跟随鱼的滚动,忽左忽右。又跌又摔的,有时被拖倒,差点溺水。他说:“搞不清楚被钓的是鱼还是人”。 よく似た思いを、道具に対して抱くときがある。昨今ならさしずめ1億台に迫った携帯電話か。仕事の連絡、遊びの誘い、その他もろもろ、どこにいても追いかけてくる。多くの人が24時間の臨戦態勢だ。使っているのか、使われているのか、分からなくなってくる。
对生活用具,有时也有十分相似的感想。总之这当属最近即将达到1亿部的手机吧。联系工作,相约玩乐,以及其他的事情,林林总总,无论你身居何处,手机都会追着你来。很多人处于24小时的“临战状态”。已经分不清到底是人使用手机,还是手机使用人。
電車内でのマナー違反も臨戦態勢のゆえだろう。たとえば得意先からの電話をむげに黙殺は出来まい。同僚、家族、知人……。すぐ連絡がつくことを前提に世の中が動くから、マナーは後回しにされてしまう。日本民営鉄道協会によれば、携帯の使用はここ5年間、迷惑行為の1位か2位を占めている。
电车内的违反公德行为也是“临战状态”导致的。比如,主顾来的电话总不能置之不理吧。还有,同事、家人和朋友……。均是随时随地都能取得联系,这个社会便是以此为前提而运转的,因此,公德只好退居其次了。据日本民営鉄道協会介绍,近5年来,在所有干扰公共秩序的行为中,手机的使用均占第1位或第2位。
「いっそ携帯OKの車両を設けたら」。そんな意見が先ごろ、他紙の投書欄に載った。携帯を使いたい人はその車両に乗り、ほかでは全員が電源を切る。これならペースメーカー使用者も安心だろうし、不愉快も減りそうだ。逆説めいた発想に説得力があった。
“倒不如专设可使用手机的车厢”,前些时候,其他报纸的投稿栏里登了这样的意见。要使用手机的人就乘那节车厢,在其余的车厢里所有乘客全都关机。这样一来,安装心脏起搏器的乘客也能放心,不愉快情形也会减少。这种含有反其道而行之意味的构想颇具说服力。
なにせ1億台の「巨魚」である。「使われている」ことを認めつつ、溺れぬように付き合っていかねばならない。マナーについては、モラルを唱えるばかりではなく、実態に即した知恵も必要だろう。
总之是一条“1億部”的“巨魚”。在认识到“被牵着鼻子走”的同时,一定要正确对待它,以免“溺水”。关于公德,不仅要提议倡导,更需要切合实际的智慧。
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