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2007年02月14日の「天声人語」

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市街地では、鉄道は街を貫いて走っている。あちこちで貫かれ、隔てられる町並みは、開いた踏切でつながる。踏切は、街と街、人と人をつなぎつつ隔てている。

城市中,轨道横贯街道四处延伸。被其纵横交错,分隔的街道,又因开启的匝道而畅通。匝道既将街道与街道,人和人连接起来又将他们隔离开来。

東京都板橋区の踏切のそばで、痛ましいことが起きた。東武東上線ときわ台駅で、踏切から線路内に入った女性を助けようとした**官が電車にはねられた。意識不明となり、6日後に亡くなった。

东京都板桥区的匝道旁,发生了一件令人扼腕叹息的事情。在东武东上线常盘台车站,一名警官为搭救一名从匝道进入轨道线内的女性而被电车撞伤。其当场神志不清,于6日后不治身亡。

死亡した宮本邦彦巡査部長は、踏切のすぐそばの駅前交番に勤務していた。親身な仕事ぶりで、地域の人たちに親しまれていたという。今度も、女性を何とか救い出そうとしたのだろう。自らの命が危険にさらされた時、電車が頻繁に行き交う踏切に入るなどということは、なかなかできるものではない。

死去的宫本邦彦巡查部长,在相邻匝道的站前警署任职。据说,他爱岗敬业,友善对待当地居民。此次,恐怕也是想方设法要救出那名女子吧。冒着生命危险,进入电车往来频繁的匝道内等行为,换作旁人是无论如何也做不到的。

**官ではないが、十余年前の冬に、東京の下町の踏切でこんなことがあった。スキーに行く予定の青年たちが、踏切のそばで待ち合わせていた。反対側から来たバイクが急ブレーキをかけてスリップし、遮断機が下りていた踏切の中に倒れ込んだ。

这并非是只有警官才有的行为,十多年前的一个冬季,在东京下町的匝道发生过这样一件事:原本打算去滑雪的年轻人们,约好在匝道旁集合。一辆从对面驶来的摩托车,急刹车后不慎滑倒,跌入拦路闸已放下的匝道内。

ふたりの青年が助けに入り、バイクを踏切の外に出そうとしたところに電車が来た。一人の青年が、はねられて亡くなった。この青年の同僚が言っていた。「会社に新人が入ってきたとき、わからなくて悩んでいる様子を見ると声をかけていました。見て見ぬふりができない性格だったと思います」

两名青年施手相助,正要将摩托搬出匝道的时候,电车驶来了。其中一名青年撞车身亡。这名青年的同事说:“新人们刚进公司时,看见他们不知所措、苦恼的样子,他便会上前教导他们。我想,他就是那种乐善好施的性格”。

昨日、ときわ台の駅前交番では、人々が列をなして記帳していた。時折、そばの踏切で警報機が鳴る。どこででも聞くあの音の中に、宮本さんを悼む弔鐘の響きが感じられた。

昨天、在常盘台站前的警署,人们纷纷前开签名。时而听到旁边匝道拉响警铃,感觉无论在任何地方听到这一声音,都是哀悼宫本的钟鸣声。

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