论坛讨论地址: http://www.kantsuu.com/bbs/dispbbs.asp?boardID=121&ID=84794&page=1 繁華街に買い物に出た時のことらしい。サザエさんの背中で、タラちゃんが大きくのけぞっている。傍らの店に立つペコちゃん人形の頭を揺らしたいと、駄々をこねている。 好像是上闹市区购物时发生的事情。SAZAE先生的背上,小TARA身子拼命往后仰,闹着想摇一下立在旁边店门口小牛娃娃PEKO的头。 仕方無く、サザエさんは自分がペコちゃんのようになって、背中のタラちゃんに押されるがままに頭を揺らしている。本紙に1958年に掲載された「サザエさん」の一コマだ。 没有办法,SAZAE先生只好自己扮PEKO,让服在自己背上的小TARA按着自己的头摇来晃去。这是本报1958年连载的漫画《SAZAE先生》中的一幅画面。 洋菓子の不二家のシンボルとなったペコちゃんが「誕生」したのは、このマンガが載る8年前の50年だった。『不二家・五十年の歩み』によると、図柄は外国の雑誌の挿絵からヒントを得、人形の第一号は日劇の大道具係に頼んで作ってもらった。名前は、牛の愛称の「ベコ」をもじったという。 不二家果子店的吉祥物小牛娃娃诞生于1950年,比这部漫画早8年。据《不二家·五十年之路》称,图案灵感来自某国外刊物的插图,第一个娃娃是请日本剧场的大道具负责人制作的。名字取人们对小牛的昵称“beko”的谐音。 きのう、東京の銀座店では、ペコちゃん人形の脇に社長の「おわび」を記した紙が張り出された。消費期限切れの牛乳でシュークリームを作っていたことが発覚した。当面、全国の約890の直営店やフランチャイズ店で、洋菓子の販売をやめるという。 昨天,东京银座店,在PEKO娃娃的旁边,贴着一张纸,上面写着总经理的“道歉”。不二家用过期牛奶做泡芙一事被曝光,目前,全国约890家直销店、加盟店的糕点销售全面叫停。 不二家は100年近く前に横浜で創業し、居留する外国人を相手に洋菓子などを売っていた。やがて東京に進出し、大手の菓子メーカーになってゆく。ペコちゃんは戦後間もなくから、その軌跡を見続けてきた。 约100年前,不二家在横滨起家,销售西洋糕点,销售对象是旅日外国人。不久进军东京,渐渐发展成了一个大型果子厂家。小牛娃娃从战后不久开始,一直注视着不二家的每一步发展。 「はじめからソロバンづくでは、製品はつくらない。ただ、よい製品さえつくれば、ソロバンの方は自然と合ってくれるものだ」。創業者の信念だという。よいお菓子は、うまいだけじゃなくて、安心して食べられなくては……。ペコちゃんも、そう思っているはずだ。 “唯利是图生产不出好产品。不过,只要能生产出好产品,利自然就有了”。据说,这是不二家创始人的理念。好的果子,应该不只是美味可口,还必须让人吃着放心吧……我相信小牛PEKO也是这么想的。 |
2007年01月12日の「天声人語」
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