论坛讨论地址: http://www.kantsuu.com/bbs/dispbbs.asp?boardID=121&ID=84105&page=1 仙台市の青葉女子学園は、全国に9カ所ある女子少年院の一つだ。毎年春になると、創作オペレッタの準備にかかる。手作りの音楽劇である。 仙台市青叶女子学园是全国9所女子少教所中的一所。每年一到春天,学园就着手歌剧创作的准备工作。那是原创音乐剧。 教官が漢字1字のテーマを与える。昨年は「今」だった。それをもとに約20人の少女たちが手分けして脚本や歌をつくる。目標を持てない少女と、不満や不安、不幸を抱える四季の妖精たちが出会い、それぞれが生きる力を取り戻す物語に仕上がった。6月の学園祭で保護者らを招いて上演された。 教官给出一个汉字作为主题。去年是“今”。约20名女孩围绕这个主题分头写剧本、歌曲。终稿编成了这样一个故事,无法拥有目标的少女邂逅了不满、不安、不幸的四季精灵,最终各自找回了生存的力量。在6月份的校文化节,学园邀请家长观看了孩子们的演出。 そうした20年にわたる営みが、今年度の人事院総裁賞に選ばれた。公務員の地道な活動に贈られる賞だが、今回の主役はむしろ少女たちだ。ピアノの伴奏もする教官の北村信子さんは「私たちの仕事は彼女たちの力を引き出し、支えることです」と語る。 这一持续了20年的活动,获得了本年度人事院总裁奖。这个奖项原本是为了表彰公务员的踏实勤奋,不过这次的主角不如说是那些女孩子们。兼任钢琴伴奏的北村信子教官说,“我们的工作是激发他们的潜力,给他们支持和鼓励”。 覚せい剤や傷害、盗みなど非行の内容は様々だが、だれもが心に深い傷を負っている。それが歌やせりふから伝わってくる。「なんでこんなにつらいの。なんで私だけこんな思いをしなきゃいけないの」「素直でいたい。だけどうまくいかない」「私なんて、いない方がいいんだ。必要のない存在で終わってしまうんだから」 吸毒、伤害他人、偷盗等等,犯下的事什么都有,每个人的心灵都背负着沉重的伤痛。通过歌声、台词,我们可以感受到这些伤痛。“我也想做个好孩子,却总也做不好”“没有我会更好,我的存在没有任何必要”。 それでも最後は、「信じる心、胸に、今未来へ旅立とう」と歌う。出演者も合唱隊もみんな涙ぐんだという。 不过,在最后他们高歌,“彼此信任,敞开心胸,向着未来,出发吧”。据说表演者、合唱队队员都哭了。 少女の一人はこんな話をしてくれた。「夢があるからがんばれる。私には大切にしたい人がいる。そうしたせりふで、自分の気持ちを客席の親に初めて伝えることができた」。そして、「みんなでつくり、励まし支え合ったのも、初めての体験でした」。 其中一个女孩说了这样的话,“因为有梦才会努力。我要好好珍惜家人。通过台词,我第一次把自己的心情传达给了坐在观众席上的爸爸妈妈”。她还说,“大家一起创作、互相鼓励,这种体验对我而言也是第一次”。 |
2007年01月06日の「天声人語」
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