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2007年01月04日の「天声人語」

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通りが静まり、いつもよりゆったりと時が流れてゆく。そんな思いを誘う三が日が過ぎた。正月の各地、各家庭に伝わる雑煮が、このゆったりとした時間とよく溶け合っているのを確かめた人も多いのではないか。

道路也安静了下来,就这样无比轻松地任时光流逝了3天。在正月里,闻名于各地的烩年糕与这轻松的时光也显得十分地融洽。这样认为的人也是很多吧!
 
だいぶ前の1月の今頃、同僚と雑煮の話になった。彼の故郷では、トビウオを焼いて干したもので出しをとるという。当方ではハゼを焼いて干したものを使う。生地は列島の南と北にはるかに離れていても、同じように海と向き合っていたのかという思いがした。

大概在一个月前的现在,和同事谈论过关于烩年糕的事。在他的家乡,烩年糕说的是把飞鱼烤后,用干鱼熬汤。我们那却是用虎鱼。介于此,让我想到了即使日本列岛的南北相隔很远,但我们却都面向着在海。
 
雑煮の持つゆったり感は、出しの材料をかなり前から準備することだけで醸し出されるのではない。例えばかつて実家では、年末になるとダイコンとゴボウをゆでて千切りにし、板に載せて外に出していた。夜は寒気で凍(し)み、昼は日光でとける。それを3日ほど繰り返し、ほのかに甘みが出たものを使っていた。

如果仅有材料是从很久以前就开始准备了这一点,是无法营造出来烩年糕所带来的这种悠闲感的。比如:在老家一到年底就把萝卜、牛蒡煮好后切成细丝,铺在板上放在外面晾着。让它夜晚吸收寒气,白天经受日晒。这样反复3天后,萝卜丝及牛蒡丝就有了淡淡的甜味。
 
近年、ゆったりゆっくりのスローを冠した「スローフード」という言葉や運動を耳にする。画一的なファストフードに対し、その土地に根ざした料理を大切にする考え方だ。今でも土地の数だけありそうな雑煮は、さしずめ日本のスローフードの代表格か。
近年,舒畅悠闲的食品被冠名“SLOW FOOD”。对于循规蹈矩的快餐,这是另一种重视本土料理的想法。在现在,虽然还有地道的烩年糕,但还能认为它是日本饮食品的代表吗?
 この運動の起点となった、北イタリアのブラという小さな町に立ち寄ったことがある。休日で、人々は球技や屋外での壁登りなどをしていた。年齢層は幅広く、老若男女そろって楽しむ雰囲気だ。

曾去过这个运动的起始地---意大利布拉。休息日里人们打球呀,在户外攀登呀……,不论年龄,男女老少其乐融融。
昼時、駅前の食堂に入った。パスタと豆の温かいスープには、ほっとする味わいがあった。今思えば、あの地に根ざした雑煮の味だったのかも知れない。

中午,去了车站前的食堂。在面及豆的热汤里,有一种让人放心的感觉。现在想想,那也许才是真正的烩年糕。

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