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2006年12月18日の「天声人語」

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地下鉄を降りると、魚のにおいがする。都営大江戸線の築地市場駅。朝日新聞の最寄り駅なので、毎朝のように鼻をくんくんさせている。年の瀬を迎えて、市場かいわいは、おせち料理の材料を買い求める人々でごった返し始めた。
下了地铁,就能闻到阵阵鱼腥味。这里是都营大江户现的筑地市场站,同时也是离朝日新闻所在大楼最近的地铁站,所以每天早上都能闻到这股味道。新年即将来临,在菜市场周围,到处都是前来购买过年食材的人们。
 市場の正門に、気になる掲示板がある。日々、落とし物や忘れものが書き出されている。「ふぐ1尾、はも1尾、ひらめ2尾」「数の子」「かんぱち、あいなめ」「かわはぎ」などなど。おいしそうな品物がいつも並ぶ。
在菜市场的正门,有一块醒目的看板。上面写着每天人们掉落或者遗留忘带走的东西。譬如“河豚一条”“海鳗一条”“比目鱼两条”“干青鱼子”“琥珀鱼、六线鱼”“粗单角鲀”等等。每次都罗列着一大串美味的食物。
 生ものが多いので、ついつい心配してしまう。腐る前に持ち主が現れればいいけれど、来ないときはどうするのだろう。出入りの業者が引き取って、さばくのか。そう思って、市場のベテラン職員に問い合わせたら、「去年まではそうでした」という答えが返ってきた。
其中很多都是生鲜食品,所以不免让人担心。如果这些食物在腐坏前找到了主人倒也罢了,一直找不到的话该怎么办?是不是卖给菜市里的摊主呢?带着这个疑虑,我询问了菜场里的资深员工。得到了“去年最后就是这么做的”这样的答案。
 規則に沿って、業者が買い取る。その売上金を**に届け出る。半年たって、だれも名乗りでなかったら、その代金を届け主にきちんと渡す。いまどき、ほっとするような制度があった。それが昨夏から、「安全と安心を優先させる」という理由で、日を置かずに廃棄処分にするようになった。
遵照一定规则,这些失物被卖给了摊贩们。而卖得的款项交给**局。如果过了半年,这些失主仍然没有出现,这些钱款则会一一交还给原来的上缴者。而现在有了更加轻松的方法。去年夏天开始,倡导“一切以安全和安心为先”的主张,这些失物都会在当天被作为废物进行处理。
 「テロ対策」のひとつだという。保管中に爆発でもしたら困ると考えてのことだ。かつては、冷凍マグロが一匹ごろんと落ちていたり、逃げ出したスッポンが歩いていたりした。テロの影などなかった時代のこぼれ話だ。
据说这也是一种针对“恐怖行动”的对策。保管失物过程中如果发生了诸如炸弹爆炸等恐怖事件就会无法收拾。而在以前,也发生过保管过程中,一条冷冻金枪鱼咕咚一声掉落、或是出逃的甲鱼悠闲散步等状况。这些都是恐怖阴影尚未笼罩前的轶事了。
 で、スッポンはどうなったのか。さぞ高値がついたろうと思いきや違った。雑食なので、逃走中にゴミも食べたかもしれないと敬遠され、売れなかったらしい。

那么,最后那只甲鱼怎样了呢?有人一定会认为它被卖出了大价钱。事实不然。因为甲鱼是杂食动物,人们担心它出逃后饥不择食吃了垃圾,都敬而远之,所以据说最后没能卖出去。

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