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2006年11月11日の「天声人語」

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段取り、根回し、すり合わせ、落とし所に駆け引きも。会議や集会を滑らかに進める名目で、古来世間で用いられてきた「手口」の数々だ。裏に回っての下準備には暗さがつきまとうが、やり方次第で会議の運びが変わることはある。

安排、疏通、磨合、以及对预见的调整……这些都是自古以来社会上为了使会议和集会顺利进行而经常采用的各种“手法”。虽然这种背地里操作的事前准备工作颇具黑暗意味,但是根据运作情况的不同,有时会改变会议的进展。
 

政府が主催する教育改革タウンミーティングで「やらせ質問」があった問題で、文部科学省が質問案づくりに積極的にかかわっていたことが分かった。教育基本法を所管する文科省が、その改正などについて自らの意向に沿う内容の発言が会場から出るように仕組んでいたという。

关于政府主办的教育改革城乡会议上有“强制提问”情况这个问题,现已查明文部科学省积极参与该案的策划。据说,负责教育基本法工作的文科省,为在会上如愿以偿地得出关于教育改革等问题的发言内容,策划了本案。


これは古来の「手口」から大きく外れている。やらせによる発言が開催地での意見や質問とされたのでは、「世論の偽造」と言われかねまい。会議の運びや省益にとらわれることなく、慎重にことを運ぶべきだった。タウンミーティングを始めたのは小泉前首相で、安倍首相は官房長官としてその責任者だったことがある。

这种手段与自古以来所采取的方法有较大出入。由强制而进行的发言如果作为举办地的意见和提问,那么,这就很有可能被认为是“伪造舆论”吧。不要为会议的运营和省厅的利益所左右,而应该慎重行事才对。城乡会议是小泉前首相始办的,安倍首相当时作为官房長官曾担任过负责人。
 

もう一つ、政府として慎重に運ぶべきだったと思われるのが、総務相によるNHKの短波ラジオ国際放送への放送命令だ。放送法で、命令を出す権限は認められている。重点的に扱うよう命じた「北朝鮮による日本人拉致」は、確かに重要な問題だ。しかし、将来どんな名目が出てくるかは分からない。

作为政府应该三思而行的另一件事情就是由总务相发布的NHK国际广播(短波)的广播命令。广播法中,规定了发布命令的权限。总务相命令要重点对待的“朝鲜绑架日本人”事件,确实是重要的问题。但是,将来还会以什么名堂出现,那就说不清了。

何より、メディアに対し、政府が命令して放送をやらせるという構図が前時代的だ。戦後も60年以上たったが、この国の言論の自由の危うい一面を考えさせられる。

最重要的是让政府对传媒干预这样的事情一去不复返。战后已过去60多年,但不得不要考虑国家言论自由之危险的另一面。
 

やらせにせよ、やらせるにせよ、権力が世論やメディアを操っていいはずがない。

强制性也好,指令性也好,都不允许权力操纵舆论和传媒。

 

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