论坛讨论地址: http://www.kantsuu.com/bbs/dispbbs.asp?boardID=121&ID=75319&page=1 メダカより少し大きめの魚が、水槽の中を群れになって泳ぎ回っている。作家の開高健さんが「幻の魚」と形容したイトウの、今年生まれた稚魚だ。北海道の南富良野町で、イトウの養殖施設を見学した。 比青锵鱼稍大的鱼,成群结队地在水槽里悠游。这是作家開 成魚では1メートルを超えるものもいる。日本最大級の淡水魚で、天然には北海道の限られた川にしかいない。環境省から絶滅危惧(きぐ)種に指定されている。漢字ではサカナへんに鬼と書く。それもうなずけるほど、重厚な面構えだ。「個体数は少なく美味で、釣り人の垂涎(すいぜん)の的」。広辞苑も辞書としては異例のほめようだ。 伊富魚成鱼中有体长超过1米的,是日本最大级别的淡水鱼。野生的伊富魚,只分布在北海道的河川里。被环保省定为濒危动物,汉字写法是“鱼”字旁再加一个“鬼”字。那也是公认的相貌稳重的家伙。“很少个体生活,美味,是钓者垂涎已久的目标”——连作为字典的広辞苑都这样特别赞美它。 81年に町の職員に採用されて以来、養殖を任されている浪坂洋一さん(44)によると、当初は失敗の連続だった。獰猛(どうもう)で、警戒心が強い。エサを食べなかったり、病気にかかったりして、全滅したこともあった。 浪坂洋一先生(44岁)自1981年被录用为镇里职员以来,就一直担任伊富魚養殖工作。据他介绍,当初连续失败好多次。这种鱼凶猛、戒备心很强;拒食,生病,也有过整批死掉的。
8年ほど前からようやく軌道に乗ってきたが、今でも出荷できるのは、年に100匹から200匹ぐらいだ。そのため、町民しか購入できないことになっている。 大约8年前才好不容易上了轨道,然而,即使是现在,能够成功上市的,一年仅100—200条左右。因此,一直只能供应本镇的人。
1匹約4千円だが、採算は合わない。成魚になるまで7年以上かかり、経費がかさむからだ。東京や札幌に出荷できるほどの生産量は今後も難しいという。生きたままでの出荷はしない。河川に放流されれば、生態系を崩しかねないためだ。 1条大约4千元,很不上算。因为养至成鱼需要7年以上,成本增大了。若要达到在東京或札幌出货的生产量,恐怕今后也是不可能的。一般不卖活鱼,因为如果被放生到河里,很有可能会破坏生态平衡。
開高さんは根釧原野で2匹を釣り上げた。刺し身について、こう書いている。「肉は淡紅色で、美しく、とろりとした舌ざわりである」(『私の釣魚大全』文芸春秋)。町のレストランで刺し身数切れを食べてみたが、大家の筆に付け加えることはなかった。 開 |
2006年11月05日の「天声人語」
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