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2006年11月03日の「天声人語」

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「この絵のような文字で書いてみたい」。日本語で詩を書くアメリカ人として知られるアーサービナードさんは卒論研究で漢字と出会い、90年に来日した。

“想用这如画般的文字来书写”。作为一名用日语写诗而众所周知的美国人,阿萨·彼纳托为毕业论文研究而邂逅了汉字,于90年来到日本。

「田んぼに雨が降ったら雷も落ちる」。学び始めたころは、こんな一文を頭の中で繰り返し、「雷」という字を覚えたという。5年前には「中原中也賞」を受賞した。

“雨落田野雷轰鸣”。据说刚开始学时,脑海中反复思量这一句,于是便学会了“雷”这个字。5年前他荣获“中原中也奖”。

漢字と仲良くできたからこそだろうが、雷はまだしも、蕾(つぼみ)や霙(みぞれ)、靄(もや)ともなれば、日本人でも読み書きがあやしくなりそうだ。多くの外国人にとっては、複雑な漢字の群れは「迷宮」のように見えるのではないか。

许是与汉字相好的缘故吧,提起与“雷”相似的蕾、霙和靄的话,即便是日本人读写起来也是模棱两可。对多数外国人来说,复杂的汉字群体俨然就似“迷宫”一般。

その迷宮の世界を一生の仕事とし、漢字の研究を続けた白川静さんが、96歳で亡くなった。「絵のような文字」について述べている。「漢字自体が、線の芸術として、はじめから完成されておるんです」

将这个迷宫世界作为一生的事业、毕生从事汉字研究的白川静先生,96岁与世长辞了。就“画一般的文字”他叙述道:“汉字本身,作为线形艺术,从开始就意味着已经完成”。

「漢字は人という字をたった二画で描く……もう少し寝かせた姿勢では死んだ人になって、つっかい棒をつけると久しいという字になる。これを箱の中に入れると柩(〓(柩のつくりの部分))になる……一点一画で、世界が変わるぐらいの表現ができるのです」(『回思九十年』平凡社)。語り口には、漢字への愛着というより愛がこもっている。

“汉字的‘人’字仅用两画就完成了……稍稍让它摆个睡姿便成为死人,一旦予以支撑则呈‘久しい’,再如将其放入箱中又会变成“柩”(=组成柩的一部分)……用一笔一画,体现出世界的瞬息万变”。(《回思九十年》平凡社)。字里行间,饱含着超越对汉字依恋的深情爱意。

70歳を過ぎてから、「字統」「字訓」「字通」の「字書三部作」を仕上げ、一昨年には文化勲章を受けた。「国語力の根底は漢字にあり、漢字を復権しなければ、東洋は復権しない」。そんな信念でつくりあげた三部作だった。漢字という巨大な迷宮が備え持つ美しさと奥の深さを、いつまでも伝え続けてゆくだろう。

70岁过后,他完成了《字统》、《字训》、《字通》的“字书三部曲”,前年获得了文化勋章。“国语能力的根底在于汉字,如果不能振兴汉字,东洋也就无法复兴”。正是怀着这样的信念而完成的三部曲。汉字这所巨大的迷宫所具备的美妙和深邃,将会永远流传下去。

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