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论坛讨论地址: http://www.kantsuu.com/bbs/dispbbs.asp?boardID=121&ID=66840&page=1 秋篠宮妃の紀子さまのご懐妊が発表された今年2月、この欄で北原白秋の一節を引用した。「薔薇(バラ)ノ木ニ/薔薇ノ花サク。/ナニゴトノ不思議ナケレド」。夫婦が子を授かるのに何事の不思議はないが、おめでたいことと記した。 紀子さまが昨日、その第3子を無事に出産した。今度は、あの時のように「ナニゴトノ不思議ナケレド」とは言い難いものがある。出産という重い体験には、危険が伴うからだ。昨天,纪子王妃平安生下了这第3个孩子。这回,难以如先前所说的那般“一切都是那么顺理成章”。因为分娩这种沉重的体验,伴随着危险。 今回の分娩(ぶんべん)は帝王切開だった。この「帝王」については、古代ローマのカエサルがそうやって生まれたからという説や、これを俗説として否定する説などが事典類には載っている。いずれにせよ、危険が全く無いはずは無い。 18世紀のフランスの啓蒙(けいもう)思想家だったジャンジャック・ルソーの母は、ルソーを生んでから間もなく他界したという。今から30年以上前になるが、出産した直後に亡くなった人が身近にもいた。この世に命を生み出すことは、いわば命がけであり、それをご夫妻や周囲の人々、医療チームが力を合わせて成し遂げた。母子ともに健やかとは、何よりだ。 ご懐妊の時、男の子が生まれるのも、女の子が生まれるのも、どちらもうれしく、おめでたいことと書いた。これは今も変わらない。 親が皇族だから、きまりによって皇位継承の絡みが生じる。それはそれとして、人の生誕という厳粛な営みを前に、男でよかった、あるいは女なら……などと言うのは、はばかられる。身長48・8センチ、体重2558グラム。この小さな生の始まりを祝い、静かに見守ってゆきたい。 因为父母是皇族,依照规定会涉及皇位继承的问题。这些暂且不论,在小生命诞生这样严肃的事情面前,若是说:要是男孩就好了、或要是女孩……之类的话,着实令人愤闷。孩子身高48·8厘米,体重2558克。祝福这个小生命的诞生,希望能默默地守护他。 |
2006年09月07日の「天声人語」
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