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论坛讨论地址: http://www.kantsuu.com/bbs/dispbbs.asp?boardID=121&ID=66675&page=2 工事中の階段を上ってホームに立つ。かすかに杉の香りがただよう。思わず深呼吸した。宮崎県のJR日向市駅。高架上の新駅が12月完成をめざしている。 線路ごとすっぽり覆うアーチ状の屋根は、地元産の杉材でできている。景観を大事にするホームからは遠くに日向灘が望める。旅立ちを心待ちにしながらも、どこか立ち去りがたい。そんな思いを抱かせそうなたたずまいである。 明治以来、駅は、新しい文明が届く窓口だった。「これからは地域の文化や伝統を発信する窓口に」という篠原修・政策研究大学院大学教授ら専門家と市や県、JRが協力した。「木の町」の日向市は、そんな発想で造られる駅の第1号になる。 次いで08年には、「維新精神」の高知駅がお目見えする。県産杉材を使った大屋根が駅前広場から立ち上がってホームを覆う、大胆な設計という。10年完成の北海道・旭川駅は、「川のまち」である。背後を流れる忠別川と河畔の豊かな緑を取り込み、一帯を公園にする。 メンバーの建築家、内藤廣さんによれば、駅は「帰っていく場所」でもある。「地方の再生があるとすれば、駅から始まるしかない」が持論だ。駅ほど多様な人が訪れる場所はない。駅をよりどころに町をよみがえらせ、町を離れようとする若者の心に働きかける。駅は町づくりの序章でもある。 れんが造りの東京駅丸の内駅舎は10年、開業当時の3階建てに復元される。周辺をどうするか、専門家が検討している。東京駅は日本の顔といっていい。皆で大いに議論してはどうだろう。 砖结构的东京站丸之内候车厅用10年,恢复当年开业时的3层建筑。如何来整休周边,专家正在探讨中。东京站可以称作是日本的“脸”。大家热烈地讨论一下如何呢。 |
2006年09月06日の「天声人語」
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