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2006年08月20日の「天声人語」

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今年春、たまたま会った中国人のビジネスマンが、リチウムイオン電池の話をしていた。中国製を欧州に売り込むため、ドイツに販売会社をつくったが、品質面などで日本製の壁が厚く、苦戦しているとぼやいていた。

今年春天,偶然遇见一个中国商人,说起锂电池的事情。他抱怨道:为了把中国制造的锂电池打入欧洲市场,在德国成立了销售公司,但是因为在质量方面等问题上日本制造的电池壁较厚,他的经营困难重重。

 

携帯電話やノートパソコンに欠かせないリチウムイオン電池は、91年にソニーが世界で初めて実用化したものだ。中国や韓国製の追い上げを受けているが、今でも日本製が世界のシェアの7割を占めている。

 

1991年,索尼公司首次在世界上推广手提电话和笔记本电脑不可或缺的锂电池,虽然中国和韩国产品赶上来了,但是,日本产品至今仍占世界分额的七成。

 その日本製への信頼を大きく損ねかねない事態が起きている。ノートパソコン内のソニー製の電池がまれに過熱発火する恐れがあるとして、約410万個の電池をリコール(回収無料交換)すると、米国のパソコンメーカーが発表した。ソニーによると、製造過程で微小な金属片が混入したことが原因のようだ。

(后来)发生了一件事,很可能使日本产品的信誉严重受损。美国的电脑制造商称,笔记本电脑内的索尼电池有可能过热起火,以此为由,大约410万个电池将回收或免费换货。据索尼解释,原因是在制造的过程中搀进了微小的金属片。

 


 91年の実用化にあたって、開発者は思いつく限りの安全テストを繰り返したという。電池を高熱のてんぷら油に放り込んだり、コンクリートの塊を上から落としたりした。電子レンジにも入れてみた。様々なテストを乗り越え、安全を確認した上で、携帯電話への内蔵を決めた。

据说,1991年该产品推向市场之际,开发者反复做了尽可能想到的安全试验。把电池放入高温的天麸罗油里,用混凝土块扔在它上面,又试着把它放进微波炉里。历经各种各样的实验,在确认安全的基础上,决定将它置于手提电话内。


 今回の異物混入は、品質管理上ゆゆしい問題だと指摘する専門家もいる。当初の慎重な企業の取り組みが歳月を経て、ゆるんだきらいはなかったのか。

 

也有专家指出,这次的异物搀入是严重的质量管理上的问题。难道没有当初严谨的企业结构在岁月的流逝中松弛了的嫌疑吗?

 

機内での発火を恐れる米国の航空当局は、ノートパソコンをどうすべきかなどの検討を始めている。日本の航空会社は現段階では特に何も考えていないというが、これだけ身近な製品なのだから、安全確認は徹底してほしい。

 

美国航空当局因担心机舱内起火,已经开始研究笔记本电脑对策等问题。据说日本的航空公司目前还没有任何特别的考虑,由于它是与身体如此亲近的产品,希望能把安全确认工作进行到底。

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