论坛讨论地址: http://www.kantsuu.com/bbs/dispbbs.asp?boardID=121&ID=65317&page=1 9ひざ下だった水位が数十秒でひざ上まで上がった。腰のあたりだった水位が数分で胸元を過ぎ、首近くまで上がってきた——。あゆ釣りでにぎわう神奈川県の酒匂(さかわ)川で、釣り人らが濁流にのまれ、犠牲者がでた。この痛ましい事故に居合わせた人たちの証言からは、急激に水かさが増すさまが生々しく伝わってくる
膝盖下的水位几十秒后上升到膝盖上。齐腰的水位几分钟后没过胸部,逐渐向脖颈逼近——。在垂钓香鱼、热闹非凡的神奈川県酒匂河畔,浊流卷走了钓鱼的人们,导致有人丧生。以上是这起悲惨事故的现场目击者的证言,生动地描述了水位剧增的情景。 事故は幾つかの要因が重なって起きた。中には、事故を繰り返さないための戒めになりそうなものがある。 事故的发生有好几个重要因素,其中,有为防止事故反复发生而可引以为戒的要素。 目に見えない、県境という壁があった。雨は、隣接する静岡県側でも強く降った。その大量の雨水が酒匂川に流れ込んだ。川の上流にあるダムの管理事務所では、静岡側の大雨を把握せず、ダムからの放水量を増やしていたという。隣同士の連絡は密にとり、境界を設けるのは、地図だけにしたい。
(这里)有一块无形的“县界”壁垒。雨,在毗邻的静岡県也下得猛烈,这大量的雨水流入酒匂河。据说是位于河之上流的水库管理事務所未能把握静岡方面的雨量,而增加了水库的放水量。希望相邻的同行之间密切联系,让县界的设置仅止于地图。 据说当时水库的放水量达每秒23・5吨,而县里鸣铃警戒的标准是25吨。也许遵照标准是不得已的行为,但希望在某处有人(机构)负责流域整体的综合掌控。 富士山麓(さんろく)と丹沢山地に発し、小田原市で相模湾にそそぐ酒匂川は、古来、よく洪水をもたらした。江戸後期に今の小田原市に生まれた二宮尊徳も、幼いころ洪水で家の田を失ったという。はんらんする川は、小さな胸に自然の恐ろしさと厳しさを刻み込んだことだろう。 发源于富士山麓和丹沢山地,在小田原市汇入相模湾的酒匂河,自古就常发生洪水泛滥。据云,江户后期出生于现在的小田原市的二宮尊徳幼年也因洪水失去家田。泛滥的河流,想必将自然的恐怖和残酷深深地刻在他幼小的心灵里吧。
近年は治水が進んだが、自然の力そのものが弱まったわけではない。近代的な装置や仕組みも、かみ合わなければ働かない。川と向き合うような時には、そのことも心しておきたい。
近年来,治水工作长足进展,然而,自然的威力并没有减弱。现代化的设备和规划必须要密切配合才能发挥作用。当我们面对河流的时候,心中也一定要切记这个。 |
2006年08月19日の「天声人語」
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