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2006年08月12日の「天声人語」

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「この事件には、前例がある」。英国で摘発された航空機への爆破テロ未遂事件について、米国土安全保障省の長官が述べたという。
 “(携带液体炸弹)这样的事件以前也有过先例。”美国国土安全保障局长官就最近披露的英国客机险些遭到恐怖分子的爆炸袭击事件这样评述道。
 

95年にフィリピンで発覚した「前例」では、爆発性のある液体を複数の米旅客機内に持ち込み、仕掛ける計画だったとされる。今回の未遂事件でも、液状の爆発物を使って何機もの爆破を狙ったと報じられた。同じような残虐な作戦が生き続けていた。実行まで数日だったともいうが実相はまだ分からない。ともあれ、9・11を思わせる卑劣なテロが防がれてよかった。
所谓的先例是指在1995年于菲律宾察觉的那起事件。在那起事件中易爆液体被有计划地带入美国客机内并安装在飞机上。而在这次的爆炸未遂事件中,据报道也是使用了液体炸弹企图炸毁多架客机。这种凶残的恐怖活动居然仍然存在着。离原本实施爆破的预订日虽然已经只有几天了,然而现在仍尚未了解本次爆破的幕后黑手。但不管如何,最终还是阻止了这件使人联想到911空难的卑鄙的恐怖活动。


 「たいへん残念なお知らせですが、ご主人の乗っておられた九十三便がペンシルベニアに墜落しました」。ユナイテッド航空から電話が来たのは、あの9月11日の昼過ぎだったと、乗客のひとりだったトッド・ビーマーさんの妻リサさんが『レッツロール!』(フォレストブックス)に書いている。
在911空难中遇难的乘客之一托德比马的妻子-丽莎在她所著的《向前冲》中写道,接到联合航空打来的电话是在9月11日的过午时分——“您丈夫所乘坐的93次航班不幸在宾夕法尼亚失事坠落,对此我们深表遗憾。”
 

レッツロール(さあ、いくぞ)。これは、93便の乗客たちが犯人に立ち向かう時にトッドさんが発した言葉だという。子供たちを促す時に、トッドさんがよく使っていた。
“向前冲”,这是93次航班的乘客在面对劫机犯时托德所喊出的话。平时在催促孩子时托德总喜欢用这句话。


 乗客の勇気をたたえ、英雄視する言葉になったが、リサさんには戸惑いもあった。「この言葉が私たちの手を離れて、広く宣伝され、まるで魔法の言葉のように扱われ、政治に利用され、必要以上に賛美されてきたからです」
这句话现在虽然已经成了赞美乘客勇气、将他们视作英雄的代名词,但是丽莎却感到十分迷惑。“(我之所以感到困惑是因为)这句话已经脱离了我所能控制的范围般地被人们广泛宣传、像是具有魔法似的被人们广泛使用--甚至在政治上。这样的赞美已经超出了正常的范围。”
 

なくてはならないのは「国の英雄」ではなく、ひとりの夫であり、父親なのだろう。こんな形で人を英雄にするような場面をなくす義務は、米国だけではなく、各国の政府も負っている。

(对丽莎来说)必不可缺的或许不是“国家英雄”、而应该是一位丈夫、一位孩子的父亲吧。以这样的形式来造就一位英雄,不光是美国政府、其他各国的政府都有义务避免这样的事件再次发生吧。 

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