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2006年01月15日の「天声人語」

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苦手な英語を長時間聞き続けていると、きまって集中力がとぎれる瞬間が訪れる。慌てて耳を引っ張ったり指で掃除したりするが、もう遅い。話の筋に追いつくのは至難のわざである。

长时间连续地听艰涩的英语,肯定会有注意力分散的那一瞬间。于是慌了阵脚,抓耳挠腮也全不管用了。要跟上对方的思路简直势比登天。

 外国語学習者が例外なく体験することのようだ。感覚としては車の燃料切れに近い。在米中に同じ思いをした作家村上春樹さんは、その自覚症状を「ウルトラマンの電池切れ」と描写している(『やがて哀しき外国語』講談社)。

这是外语学习者,无一例外,全都亲身经历过的。那感觉与汽车断了汽油差不多。在美国曾有过相同经历的作家村上春树先生,将这种自我感觉描写成“急进者的电池电量耗尽”(《悲哀无奈的外国语》讲谈社)。

 今年から大学入試センター試験に英語の聞き取りが登場する。長年の読解偏重批判にこたえた措置だ。50万人もの受験生が、一斉に同じ再生装置を耳につけ、30分間聴覚をとぎすます。ためしに市販の模擬テストCDを聞いてみたが、会話はかなり早口で、思ったより手ごわい印象だ。

从今年起大学入学考试中心规定的英语考试要考听力了。这是一个针对长期以来人们对偏重读解的批评的回应。于是,50万考生将一起戴上播放器,来打磨30分钟的听觉。我也买来模拟考试的CD片,体验了一下,发现那对话相当快,比想象中的要棘手的多。

 試験中に騒音でもしたら受験生は集中できない。いくつかの大学に尋ねると、「試験日は音量を控えて」と近隣にお願いしたそうだ。たとえば普天間飛行場に近い琉球大学は、ヘリコプターや軍用機が試験日に会場上空を飛ばないよう、防衛施設局を通じて米軍に申し入れた。

考试中如果有噪声,当然会影响到考生的注意力集中。问了一下几所大学,说是已经和邻居们打了招呼,“考试那天请控制音量”。像与普天间机场近在咫尺的流球大学,就已经通过防卫设施局向美军提出要求,考试当天直升机以及军用飞机不得飞临考场的上空。

 首都大学東京は、キャンパス周辺の大型商業施設や映画館に音響を抑えるよう要請した。どこも快諾してくれて、当日はジャズ演奏や大道芸が中止になるそうだ。

位于东京的首都大学,也请求校园周边的大型商业设施以及电影院控制音量。各方也都爽快地应允了,据说当天连爵士乐演奏和路边表演都将停止。

 本番中に問題を聞き直すことはできない。勝負は一度きりだ。思わぬ騒音で気が散り、「電池切れ」を起こす受験生がいないとも限らない。せっかくの勉強の日々が悔し涙で終わらぬよう、今度の土曜の夕方、会場近くの方々はどうかくれぐれもお静かに。

正式考试时试题是不能重听的。胜负仅在此一举。然而,未必就没有因意外的噪声而分散了注意力,以及发生“电池电量耗尽”的考生。所以恳请下周六傍晚正在考场附近的诸位,一定要保持安静,以免有的考生在憋屈的眼泪中结束寒窗苦读的日日夜夜。


 

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