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2006年01月11日の「天声人語」

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きのう1月10日は「110番の日」だった。各地で、それにちなむ行事もあっただろうが、110番通報を巡って残念なことが報じられた。7人もの犠牲者が出た長崎県大村市のグループホーム「やすらぎの里さくら館」の火事で、2分間の「空白」があり、消防の出動が遅れたという。

昨天是1月10日“110之日”。估计各地都举办了相关活动,却也报导了一则令人遗憾的消息,这件事和110报警有关。长崎县大村市的老年之家“安乐居樱花馆”发生火灾后,出现了2分钟的“空白”,延误了消防出动时间。有7人在本次火灾中失去了生命。

 ホームからの火災の一報は、8日午前2時25分ごろ、県警本部に110番通報で入った。県警からの連絡で大村署が大村消防署に電話した。消防署側の説明では、受けた消防士は再確認を求め、いったん電話を切ったという。2分後に警察から電話を受け、34分に消防隊が出動した。

老年之家失火后的第一次报警是在8日上午2点25分左右,接到报警电话的是长崎县警察局本部。接到本部联络后,大村警署给大村消防署打了电话。消防署方面的说法是,接电话的消防员要求再次确认事实,就把电话搁下了。2分钟,消防署又接到警署电话,8点34分消防队出动。

 消防署側では「1分1秒を争う状況では、あってはならないこと。大変申し訳ない」と話している。2分で、あるいは誰かを救えたかも知れないと思うと、やりきれない。この2日前に、消防署に「市内のホテルで火災」との虚偽通報があったというが、痛恨の足踏みとなった。

消防署方面表示“在分秒必争的紧要关头,这种事情不应该发生,真的非常抱歉”。2分钟,也许有人会因为这2分钟而得救,一想到此,心里便不是滋味。虽说2天前消防署接到了“市区宾馆发生火灾”的虚假报警,可就是这2分钟导致了这次令人痛心的事件。

 この火事は高齢社会で急増するグループホームのもろい一面も浮かび上がらせた。「これまではケアの質ばかりを考え、防災は二の次だった」。長崎県内で三つの施設を運営する認知症高齢者グループホーム協議会長の渡辺登さんの言葉が重い。

本次火灾事件,暴露了进入高龄化社会后急剧增多的老人之家的脆弱的一面。在长崎县经营三家老人公寓的痴呆症高龄者老年之家协会会长渡边登先生沉重地说道,“以前光重视护理质量了,总认为防灾是次要的”。

 高齢者の施設で働く介護職員の一番のストレスは「夜勤時の不安」という介護労働安定センターのアンケートもあった。火を出さないことが基本だが、素早く火を感知する手だても整える必要があるだろう。

护理工作安定中心的调查问卷也显示,在老人院工作的护理人员感到最大的压力是“值夜班时的不安”。当然能做到不失火最好,不过是不是也有必要采取一些能迅速感知失火的措施呢。 

110番と119番は、いざという時の「いのちの回線」だ。一時(いっとき)も途切れないでほしい。

110和119是紧急关头的“生命线”,希望一秒钟都不要中断

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