您现在的位置: 贯通日本 >> 学习 >> 天声人语 >> 正文
2006年01月09日の「天声人語」

论坛讨论地址:

http://www.kantsuu.com/bbs/dispbbs.asp?boardID=121&ID=51448&page=1

山下寿明さんは自力では起き上がれない。言葉を話すこともできない。食べものは、おなかに小さな穴をあけて直接胃に入れている。

山下寿明已经无法自己下床了,连话也不能说了。食物通过腹部开启的小孔直接送入胃中。

 東京都世田谷区にある重症心身障害児の通所施設「あけぼの学園」でも今週、成人式が開かれる。今年お祝いする2人のうち、1人が山下さんだ。この20年間に、山下さんは知的な成長を確実にしてきた。だれも教えていないのに、テレビを見たいときにはテレビに視線を向けて声を出すようになった。ビデオが終わりそうになると、声を出して家族を呼ぶ。

本周,東京都世田谷区重症残疾儿童机构—“曙光学园”也将举行成人仪式。在今年冠礼的2人中,其中1人就是山下。这20年来,山下的智力一直在稳定发展。想看电视的时候,知道将视线对着电视机,并出声示意;牒片放完了,会发出声音呼喊家人,谁都没有教过他这样做。 

初めて会う人には、ニコッと笑顔を見せる。そのあと、家族に向かって、頭を上下に動かし、目をパチパチさせる。「よその人にちゃんと気を使ったよ」という合図だ。

对初次见面的人微笑,然后对着家人上下晃动头部、眨眼,以示“我对外人很有礼貌喔”。
 その一方で、からだはしだいに動きにくくなっている。おさないころは腹ばいや背ばいで移動していたのに、いまはできない。たんがつまりやすいのも心配だ。母親の絹子さんは「ここまで生きてくれたことに感謝しています。育てることは大変ですが、私の生きがいになっています」と語る。

然而,他的行动却越来越困难。小时候还能够趴着或者趟着移动身体,现在不行了。而且容易积痰,真让人担心。母亲绢子说:“感谢儿子能够活到今天,虽然养育很艰辛,却让我感到了自己生存的价值”。

 やはり、あけぼの学園に通っている岩城明子さんが成人式を迎えたのは6年前だった。赤い晴れ着を着て、ちょっとはにかむ当時の写真を母親の節子さんに見せてもらった。節子さんは「あなたはもう大人なのよ、と声をかけると、にっこり笑って応えてくれた。本当に大人に見えました」と話す。

同在曙光学园的岩城明子6年前接受了成人冠礼仪式。她的母亲节子给我看了当时的照片,穿着红色盛装,略显腼腆。节子说:“当我告诉她你已经是大人了的时候,她报之微笑。真的像个大人了。”

 あけぼの学園の成人式では、話すことができない子どもに代わって、ともに歩んだ20年を親が語る。その言葉が毎年、積み重なっていく。

在曙光学园举行的成人仪式上,因为孩子不会说话,一般都由陪伴孩子一路走过20年的父母代为发言。家长们的发言将年复一年地持续下去。


 

文章录入:贯通日本语    责任编辑:贯通日本语 

相关文章