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2006年01月06日の「天声人語」

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「三八(さんぱち)豪雪」と呼ばれる歴史的な雪害がある。昭和38年、1963年の1月、北陸など日本海側で記録的な大雪が降り続き、交通がマヒした。

历史上曾经发生过一场雪灾被叫做“三八豪雪”。那是昭和38年,也就是1963年的1月,北陆等靠近日本海一侧连续降大雪,打破纪录,导致交通瘫痪。

 当時、金沢大学の教官だった作家、古井由吉さんは、雪下ろしでの「際限もない反復」作業を小説「雪の下の蟹」に書いている。「全身が快く汗ばんでいる。久しぶりのことだった。血行が健やかになってゆき、神経がやさしい獣のようにまどろんでいた」(筑摩現代文学大系)。

时任金泽大学的教师,即作家古井由吉将房上除雪作业写在了小说《雪下的螃蟹》里,说什么除雪作业“反复无止境”。“全身舒舒服服地出了汗。这是好久没有过的事情。血液循环变好了,象温顺的野兽似的困顿”(筑摩现代文学大系出版)。

 雪下ろしが「私」に解放感をもたらすという印象的な場面だが、現実の世界での作業は重く厳しい。時には人の命が失われるほどだ。暮れから日本列島の各地で、雪の記録が更新されている。106地点で、12月の積雪記録を書き換えたという。鹿児島は88年ぶりで、世界自然遺産に登録されている屋久島の縄文杉の枝が雪の重みで折れた。

小说情节虽让人觉得房上除雪给“我”带来了解放感的印象,但在现实社会中,除雪作业繁重而辛苦。有时甚至会丧失人命。年末以来,日本列岛各地降雪记录不断被刷新。据说在106个地点,都刷新了12月份的积雪记录。其中鹿儿岛打破了88年的记录,被注册为世界自然遗产的屋久岛绳文衫树,树枝都被雪压得折断了。

 寒さの方も記録的だ。12月の気温は、北日本と沖縄を除く各地で1946年に地域の平均気温の統計を取り始めてから最も低かった。

低气温也打破了记录。除北日本地区和冲绳以外的各地区,12月气温自从1946年开始统计地区平均气温以来达到了最低。

 この寒さが今後どうなるのかは分からない。しかし猛暑の夏と酷寒の冬が、これ以上幅を利かすようなら、日本のくっきりと分かれた四季が「二季」になりはしないだろうか。春と秋という穏やかな季節が、強烈な夏と冬にのみ込まれなければいいのだが。

这样的低气温今后将如何变化不得而知。但是,酷暑的夏天和严寒的冬天如果发挥了比现在更大的威力,日本分明的四季会不会变成只剩下“两季”呢?春和秋的温和季节最好不要被夏和冬吞噬了。

 この冬の大雪の影響は新聞社にも及んでいる。出来る限り、いつも通りに新聞をお届けしようと、原稿の締め切り時間を通常より繰り上げて、印刷や発送にかかっている。窓の外に雪はないが、雪の国を思いながら執筆する昨今だ。

今冬大雪的影响也波及到了报社。为了尽可能地将报纸如常地发送出去,稿件的截止日期比通常要提前,要提前印刷和邮递。此时窗外并没有下雪,我一边想象着雪区的情况一边执笔写这个专栏。

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