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2006年01月05日の「天声人語」

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手元に届いた年賀状の多くには、戌(いぬ)の字や犬の姿が様々にあしらわれていた。その中で、前の戌年よりも目についたのは、愛犬の写真を印刷したものだった。生後16年、14歳などの添え書きもあり、この長寿・高齢の世を飼い主と共に歩んでいるさまが浮かんだ。

今年收到的贺年卡中有许多都饰有各种各样的戌字和狗的图案。与上一个戌年相比,其中一些印了爱犬相片的贺年卡,更吸引我的眼球。上面还写着出生16年、14岁等字样,不由得让人联想起,这些狗在如今这个长寿、高龄的世上与主人一起散步的模样。

 

人間とのつきあいが長い生き物だ。民俗学者の南方熊楠が、大正の頃に、こんな寿命にまつわるルーマニアの伝説を記している。

狗与人类的相伴,已是由来已久了。大正时代(注:昭和之前的一个年号。1912~1926),民俗学家南方熊楠曾记录了一个与寿命相关的罗马尼亚传说。

 天の神が生き物たちを召集し、その寿命と暮らし方とを定めたという。人間は、世界の王として君臨し30歳と決められたが、短いと不満をもった。次に、常に重荷を負って50歳と宣告されたロバが、「どうか20年差し引いていただきたい」と言うのを聞いた人間が、その20年をもらい受けた。

   据说,有一次天神将动物都召集起来,定下了它们各自的寿命和营生。人,虽然贵为世界之王却被定为30岁寿命,觉得太短了,很不满意。接下来是经常负重的驴,被判为50岁,驴说:“请减掉20岁吧”,人听到后,就把那20年拿了过来。

 次に犬が呼ばれた。主人である人間の家や財産を守って40年と聞いて震え上がり、半分にして下さいというので、また人間がそれをもらう。さらには、60歳とされたサルの半分も得て、人の寿命は100歳と決まった(『日本の名随筆』作品社)。

   再下来点到的是狗。狗听说要给主人——人类,看家护财40年,就浑身发抖,说减掉一半吧,人又把这部分要了过来。后来人又把被定为60岁的猴子的一半岁数也讨了过来,最后人寿命便成了100岁(《日本著名随笔》作品社)。

 この伝説には、人間は、ロバや犬たちの寿命をもらった分、その動物の苦労も背負ったとも記されている。あたっているかどうかはともかく、とりあえずは、友人たちと愛犬の健勝を祈った。

   这个传说里还写到,人在得到了驴及狗它们的寿命的同时也承担了它们的那分辛劳。且不管这个传说是否应验,首先祝愿朋友们以及他们的爱犬身体康健。

 この前の戌年だった94年は、細川、羽田の両政権が倒れ、「自社さ」の村山政権ができた。政治の上では変化の多い年だったが今回はどうだろう。年が改まり、秋には首相が代わるとされているようだが、「犬が西向きゃ尾は東」ほどに当たり前にゆくのかどうか。

   上一个戌年是94年,那一年细川、羽田两届政府倒台,村山的“自·社·先(注:自民党、社会党、先锋新党)”联合政府成立。那可是一个政坛的多事之秋,那么这一回又将如何呢?随着岁月的更替,今秋首相也将换届,然而,这一切真会像俗话所说的“狗头向西尾朝东”那么顺理成章吗?

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