贯通会员翻译讨论作品,仅供参考,如果想参与讨论请登陆论坛天声人语版块。
http://www.kantsuu.com/bbs/dispbbs.asp?boardID=121&ID=38973&page=1
まず、ぽっかりと開いた目にひきつけられる。黒い穴のような目の先に短いくちばしがあり、右の肩から翼が伸びている。和歌山市の「岩橋(いわせ)千塚古墳群」で出土した鳥形埴輪(はにわ)の写真を見て、一時心がなごんだ。
首先被轻轻睁开的眼睛所吸引,像黑洞一样目光前一个短短的嘴,从右肩处正在慢慢长着翅膀,我观看了在和歌市的岩桥千塚古墓群所出土的鸟形陶俑的照片后,好一段时间心情变得平静了。
埴輪の顔が私たちをひきつけるのは「切りとった目ゆえである」と国立歴史民俗博物館の館長だった佐原真さんが書いていた。「埴輪の顔に対するとき、人はおだやかな眼差となる。切りとった目は、目の輪郭にすぎず、黒目がない。埴輪は相対する者を凝視できない」(『日本の美術』至文堂)。
国立历史民俗博物馆的馆长左原真先生在文章中写道:陶俑的神情吸引着我的“正是所切掉的眼睛”,在面对陶俑的神情时候,人们的目光变得温和,所切掉的眼睛,只不过是眼睛的轮廓而已,没有眼珠,陶俑是不能凝视对面的参观者。
人物埴輪についての記述だが、動物の埴輪にも通じるところがあるように思う。「埴輪に対する人は、見つめられることなしに、見つめることができる」。それだから、やすらいだ気持ちで埴輪に向かうことができると佐原さんは記す。
佐原先生这样记述:尽管是有关于人物陶俑的记述,但我觉得动物陶俑也有溶于相通之处,“面对陶俑的人,自己是不能被陶俑所凝视,但自己可以凝视着陶俑”。所以,用一种平静的心境来面对陶俑。
東京・両国の江戸東京博物館で開催中の「発掘された日本列島2005」には、全国各地からの様々な出土品と共に埴輪も幾つか展示されている。中に奈良県巣山古墳で出土した3羽の水鳥形埴輪がある。白鳥を思わせるこの埴輪の目は、くりぬかれてはいない。しかし、これはこれで、じっと遠くを見ているような風情がある。
在东京・两国的江户东京博物馆中正在举办的“被现的日本列岛”上,展示着从全国各地送来参展的各种各样的出土文物和几种陶俑,在参展品中,有一个是在奈良县巢山古墓中出土的3翼水鸟形陶俑,让人想到天鹅这款陶俑的眼睛并没有被挖出来。但是,这是众所周知的事情,(3翼水鸟形陶俑)有着某种安详地看着远方风格。
鳥形の埴輪には、死者の魂を来世に運ぶといった解釈もあるそうだ。翼を広げたものが出土したのは、今回の和歌山が初めてという。奈良文化財研究所の高橋克寿・主任研究官は「渡り鳥のように飛ぶことが得意な鳥をモデルにしたと考えられる」という。
鸟形陶俑好像有种解释是将死者的亡魂超度于来世,听说张开的翅膀是所出土于此次的和歌山最初的样子。奈良文物产研究所的高桥克寿・主任研究官说道:可以考虑将擅长于像候鸟那样飞翔的鸟做成模型。
古代からよみがえった謎の鳥は、想像の翼を広げてくれる。
从古代中复活神秘的鸟让我张开了想像的翅膀