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1. 夏休みの始まりを告げる特別の儀式がある。湖のほとりに降りて行き、片手をそっと湖水につけるのだ。児童文学の名作「ツバメ号とアマゾン号」シリーズを書いたアーサー・ランサムの若き日の回想である。
著有儿童文学名著《燕子号与亚马逊号》系列作品的作家亚瑟·兰塞发姆,在回想自己年轻的时候说,“(那时)在暑假开始前有个特殊的仪式:来到湖边,将一只手轻轻地放到湖水里”。
2.英国の湖水地方などを舞台に、休暇中のヨットの冒険を描いた彼の作品は、世界各地で帆船好きの子供たちを生んだ。船乗りを養成する独立行政法人航海訓練所の雨宮伊作さん(47)もその一人だ。
他的作品是以英国的湖泊等地区为背景,描写假期时驾驶帆船的冒险生活,(受其作品的影响)在世界各地出现了喜欢帆船的孩子们。培养帆船手的独立行政法人航海训练所的雨宫伊作先生(47岁)就是其中的一人。
3.ランサムの世界にひかれて東京商船大に学び、練習帆船勤務を生きがいに、多くの実習生を育ててきた。2000年ミレニアム記念の北米練習船レースでは、1等航海士として乗り込んだ海王丸が、世界の強豪を抑えて1位に輝いている。
雨宫伊作先生被兰塞发姆描写的世界所吸引,进入东京商船大学学习,并以帆船训练工作作为自己的生存价值,他对很多实习生进行了培养。在2000年纪念新千年的北美练习船帆船比赛中,以1等航海士所驾驶的海王丸号,技压群芳,取得了世界第一位的好成绩。
4.なぜ、この時代に帆船で実習をするのだろうか。雨宮さんは言う。「風がなければ帆船は動きません。味方にすれば快適だが、敵に回すと命さえ失う大自然の脅威を前に、いかに力を合わせるのかを学ぶのです」。2カ月に及ぶ遠洋航海が終わるとき「実習生の目は輝き、やさしくなり、すこし大人びます」
为什么在当今的时代还要实习帆船呢?雨宫先生说:“如果没有风,帆船将无法前进。大自然如果帮助你,你会很舒服;但是它要是把你交给了敌人,那你就没命了。我们学的就是在大自然的威胁面前,如何的齐心合力。”在长达2个月的远洋航海结束时,“实习生眼睛炯炯有神,变得温和起来,有些大人样了”。
5.ヨットの本場英国では、青少年教育として練習船が活用されている。ランサム作品で最も緊迫感あふれる「海へ出るつもりじゃなかった」は、主人公の4人兄弟が、霧と嵐の中、漂流し始めた帆船を操って英国からオランダまで北海を横断する話だった。危機を乗り切ることで彼らは大きく成長する。
在帆船的发源地英国,针对青少年的教育,充分发挥着练习船的作用。在兰塞发姆的作品中最充满悬念的是《没打算出海》,主人公4兄弟,操纵着漂流在大雾和狂风中的帆船,横渡北海从英国到达了荷兰,因为他们度过了危机,得到了成长。
6.帆船乗りの世界には「帆が教える」という言葉があるという。自然を忘れ、効率ばかりが優先される時代に「帆が教える」ものは多いはずだ。
据说在帆船世界里有一句话叫做“帆训”。在忘掉自然、只是优先考虑效率的时代,“帆训”的情况应该是很多的。