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1. とある路地をのぞいてみて、小体な家が十数軒並んでいたとする。この十数軒が抱えているローン残高を合わせると、ざっと10億円にもなる……。
2. 以前本紙に載った、国の予算を平均的収入のサラリーマンの家計に置き換えた記事からの連想だ。月収約52万円のこの「小泉家」では、郷里への仕送り(地方交付税など)や浪費がかさんで家計は大赤字だ。毎月多額の借金をしているが、気付いたらローン残高は約7千万円に膨らんでいた。
3. こんな家はなかなか立ちゆかないだろうから、「小泉家」が並ぶ「借金計10億円の路地」は仮想の世界の話だ。では国ならば立ちゆくのかといえば、そうではあるまい。未来という「永遠の担保」をどう考えるかの問題だ。それをあてにして国債というローンを際限なく繰り返してきた結果が、日本をこんな空恐ろしい姿に変えてしまった。
4. このローン地獄は改めなければならない。しかしその手だてを増税だけに求めるのはおかしい。政府税調が、サラリーマン所得の控除の整理・縮小を打ち出したが、取りやすいところを狙ったようにも見える。一方、無駄遣いや不当な支出の方での改善はほとんどない。
5. 鋼鉄製橋梁(きょうりょう)工事を巡る談合事件の捜査が日本道路公団に及んだ。公団の年間発注額は約1千億円にのぼる。談合を長年繰り返してきたとすれば、割高になった支払いに回された国民の税金は大変な額になるだろう。談合の裏に天下りや政治介入の構造はなかったのか。
6. 健全な未来像が描けるかどうかの瀬戸際に、この国はさしかかっているようだ。
1.假设有条胡同并排十几家简朴的房子,这十几家房子的贷款余额算在一起约有10亿日元……
2.这是以前本报刊登的将国家预算折算到平均收入的工薪阶层家庭收支上的报道联想:月收入约52万日元的这样“小泉家”(译者注:把指小泉政府比喻成家庭),要给老家补贴(给地方拨付税金等)、还有大量的浪费等等,家庭开支有很大的赤字。每月巨额贷款,而等到发觉时贷款已高达约7千万元。
3.由于这样的家庭是很难维持下去的,所以“小泉家”并排建设的“借款达10亿日元的胡同”街只是幻想世界里的故事。那么国家就能维持下去吗?大概不可能吧。问题是对“未来”这样的“永远的担保”究竟作何考虑。为了充填赤字,无限地以发行国债这种形式进行借款,其结果致使日本处于如此令人担忧的境地。
4.这样的贷款地狱必须要改善。但是改善的手段仅靠增税是不正常的。政府的税制调查委员会虽然提出了调整和缩小工薪阶层的所得中的扣除额,但感觉有避重就轻之嫌。另一方面,几乎没有对浪费和不正当支出作出任何的改善。
5.针对钢铁桥梁工程中的私下定标事件所进行的搜查,已波及到了日本道路公团。该公司的年中标金额高达约1千亿日元。假如多年来多次私下定标,那么升高部分的工程款,花的还是国民的税金,一定是一笔巨大的金额吧。在私下定标的背后是不是存在“高官下凡”、“政治介入”的构造呢?
6.我们的国家似乎正面临着能不能描绘出一个健全未来远景的关键时刻。