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1.衆議院には、「議場内粛正に関する決議」というものがある。「議場の神聖を守るは国民の信託を受けたるわれらの最大の義務なりと信ず。よって今後議員は酒気を帯びて議場並びに委員会に入ることを厳禁すべし」
2.日付は、戦後間もない昭和23年の暮れである。決議の少し前、国会内の食堂で、泥酔した蔵相が女性議員に抱きつき、蔵相と議員を辞職している。昔は「良識の府」などと呼ばれていたからかどうかは分からないが、参議院の方には、同じような決議は無いという。
3.半世紀以上を経て、粛正決議が突然注目されている。先日の衆院本会議に飲酒をして出席していたとして、与野党双方の議員計18人の懲罰動議が出された。
4.民主党から「飲んでいた」と名指しされた小泉首相は「一滴も飲んでいない」と、委員会で岡田代表に強く反発した。難問が山積しているこの国会で、飲酒を巡る「党首討論」が盛り上がって目立つのは、いささか珍妙で、わびしい感じもする。
5.国会の「本場」といえばイギリスであり、イギリスといえばパブである。英国議会の近くにも伝統のパブがある。議会の空き時間には、議員たちがアルコールを楽しむという。本会議や採決の時間が近づくと、その日程に合わせて店のベルが鳴る。議員たちはぞろぞろと店を出て議場に向かう。
6.国会に限らず、判断に悪影響が出るような酒は控えるのが、たしなみというものだろう。しかし反論も聞こえてくる。「飲んだ方がいい判断ができる」。人をそんな気にさせてしまうのも、酒のこわいところである。
1.众议院作出过这样的决议:《关于会场内遵守纪律之决议》。“维护会场神圣之地位,是接受国民信托的我等的义务。因此,严禁今后议员带着酒气进入会场以及参加委员会”。
2.决议日期是在战后不久的1948年年末。决议前夕,发生了国会食堂里,烂醉如泥的财政大臣拥抱女议员事件,为此,他辞去了财政大臣和议员的职务。是不是由于历来被称为“理智之府”的原因不得而知,据说参议院没有这样的决议。
3.半个世纪过去以后,遵守纪律之决议突然引起关注。以饮酒出席前天的众议院正式会议的理由,在野和执政党双方共计有18人被提出了惩罚动议。
4.民主党点名指出小泉首相“喝了酒”,在委员会上小泉猛烈反击冈田代表说自己“一滴都没有喝”。在难题堆积如山的国会上,围绕着饮酒展开的“党首讨论”气氛热烈、且引人注目,这着实让人觉得有些奇怪和令人感到凄凉。
5.要说国会的“老家”那还是英国,提到英国就得说“小酒馆”。在英国议会附近也有传统的小酒馆。据说在议会的空闲时间里议员们会去品尝酒精。当正式会议或表决时间快到了时,配合议会的日程,酒馆的铃声就会响起。议员们就会络绎不绝地走出酒馆迈进会场。
6.不单单只限于国会,凡是对判断会造成不良影响的时候,克制喝酒这是一种修养吧。但是,也有反驳的声音:“喝了酒才能作出好的判断”。使人产生出这样的勇气,正是酒的可怕。