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2005年05月16日の「天声人語」

作者:amao  来源:贯通论坛   更新:2005-5-19 6:11:00  点击:  切换到繁體中文

 

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ちょうど10年前の「今日」を思い出す。記憶の断片とも言えないような、一瞬の残像が脳裏に焼きついている。それは黄色いカナリアである。

 迷彩服に防毒マスクをつけた捜査員が、列をなす。その先頭にカナリアはいた。重装備の人間とは対照的に、鳥かごの中で無防備な姿をさらしながら。

 その2カ月ほど前、東京都心の地下鉄にサリンがまかれた。強制捜査でも万全の備えが欠かせない。ならば、炭鉱の有毒ガスを感知するカナリアが役に立つはず。そんな理由で連れて行かれた。ふだんの暮らしでは目にしない。不気味な光景だった。

 あのカナリアは、どうしただろう。探してみると、すでに寿命が尽き、手厚く葬られていた。場所は東京都目黒区の警視庁第三機動隊の前庭。樹齢40年を超すソメイヨシノの木陰だ。近くには、現場から持ち帰った岩でつくった記念碑もある。そこに、出動した証しとして、360人の隊員の名とともに「カナリア2羽」と刻まれている。

 あの年の夏、2羽のカナリアには、1羽のひなが生まれた。その子が駆り出される事件などない平和な社会になってほしい。そんな願いを込めて「ピース」と名づけられ、隊員たちにかわいがられたという。

 1995年5月16日朝、オウム真理教代表の麻原彰晃容疑者が殺人容疑で逮捕された。時は過ぎ、流れた。教団は名称を変えた。現場の山梨県上九一色村は来春、甲府市と富士河口湖町に分かれて合併し、村の名前も消えていく。だが、事件は人それぞれの心に残り続ける。たとえば、カナリアの記憶として。

   我想起正好10年前的“今天”。连记忆的片断都说不上的,只能说是瞬间的余像在脑子里留下了烙印。那是黄色的金丝雀。

   口带防毒面具身着迷彩服的搜查队员排成一列。在队伍的前头是金丝雀。与装备齐全的队员形成对照的是,笼子中的金丝雀没有任何防护措施。

   在这大约2个月前,东京都地铁被撒下了沙林毒气。为了以防万一,必须采取强制搜查措施。这样的话,能够感知煤矿有毒气体的金丝雀当然就派上了用场。基于这样的理由,把它带了去。这是正常生活中看不到的,令人毛骨悚然的景象。

   那个金丝雀怎么样了呢?一打听才知道,已经寿终并被厚葬了。下葬地点为东京都目黑区的警视厅第三机动队前面的院子里,在一颗树龄超过40年的染井吉野樱花树阴下。附近还有用从现场带回的岩石制作的石碑。在石碑上,刻有360名队员的名单,同时还刻有“金丝雀2只”,作为出动的证明。

   当年夏天,两只金丝雀还生了一只雏雀。希望社会和平,不要再有让这只雏雀也被动员的事件发生。正是怀有这样的期望,据说这只雏雀被起名为“和平”,受到了队员们的宠爱。

   1995年5月16日早晨,奥姆真理教教头麻原彰晃嫌疑犯因杀人嫌疑被逮捕。时光流逝。教团改变了名称。教团现场山梨县上九一色村在明年春天,合分为甲府市和富士河口湖町,村名不再存在。可是,事件还会继续存在于每个人的心里。比如说,对金丝雀的记忆。



 

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