您现在的位置: 贯通日本 >> 学习 >> 天声人语 >> 正文

2005年05月15日の「天声人語」

作者:amao  来源:贯通论坛   更新:2005-5-19 6:10:00  点击:  切换到繁體中文

 

贯通会员翻译讨论作品,仅供参考,如果想参与讨论请登陆论坛天声人语版块。

http://www.kantsuu.com/bbs/dispbbs.asp?boardID=121&ID=33499&page=1

去年の5月、東京西郊の公園でチョウチョウをめぐってパトカーが出動する騒ぎがあった。

 よく晴れた日の昼前のことだ。数人の男女がそれぞれにカメラを構え、虫や鳥を撮影していた。そこへ保育園児が10人ほどやってきた。「さあチョウチョを捕まえるぞ」。引率の男の先生が捕虫網を配り始めると、カメラを持った男性が制した。「ここではチョウは捕らない決まりです」

 先生の記憶では、たちまち険悪な空気になった。「何年も前からここで虫を捕ってきた」と言うと、「羽化したばかりのチョウを捕るのはよくない」と切り返され、口論になったという。撮影の一人が携帯電話で110番に通報し、パトカーが来た。警官は双方から言い分を聴いた。「お気持ちはわかるが、お互いもうこの辺で」

 40年前から昆虫の標本作りを教えてきた埼玉県川越市の元教諭、会田冨士夫さん(72)にも似た経験がある。数年前、秩父地方で網を手に夫婦で昆虫を観察していたら、後ろでささやく声がした。「あの人、自然を破壊してるのよ」。若い母親がこちらを指さして、子どもに言い聞かせていたという。

 たしかにこの時代、花も虫も貴重な存在だ。それでも、草木を手折り、虫を生け捕りにするのは、幼い世代の大切な体験だろう。「子どもが採集したくらいで絶滅する昆虫などいません」と会田さんは話す。

 言い争う大人を見て、園児たちは虫捕りが嫌いになった。網を手に公園へ連れ出そうとすると、今でも「またパトカーが来る」と渋る。あの騒ぎが残した傷だろう。

   去年5月,在东京西郊的公园里,因捕捉蝴蝶而发生了出动警车的事件。

   事件发生在风和日丽的上午。有几个男女架好照相机,正在给虫呀鸟呀照相。这时,托儿所的孩子走过来10多人。“好了,开始捕捉蝴蝶吧!”带队的男老师开始分发捕虫网。这时,手持相机的男人给予了制止,“这里规定不准捕捉蝴蝶。”

   据老师说,气氛马上变得紧张起来。“几年前我们就一直在这里捉虫子的”,“捕捉刚刚羽化的蝴蝶不好”。据说于是便吵了起来。有一位照相的人用手机给110报了警,警车来了。警官听了双方的辩解,“你们的心情我都理解,双方就到此算了吧。”

   从40年前就教制作昆虫标本的埼玉县川越市原教师会田富士夫先生(72岁),也有过类似的经历。几年前,在秩父地区夫妇两人正在手持网观察昆虫时,身后传来嘀咕声。“那个人在破坏自然呢。”一位年轻的母亲用手指着他们,对自己的孩子说。

   的确,当今时代,花呀虫呀都是很珍贵的存在。即便如此,手折草木、生擒虫子对于幼小的孩子来说不是很重要的体验吗?“没有仅仅因为孩子们的捕捉而灭绝的昆虫。”会田先生说。

   看到大人们争吵,幼儿园的孩子们不愿捕捉虫子了。即使是现在,要是带他们拿网去公园,他们会说“又有巡警车来的”,都不愿意去。也许是该事件留下的伤痛吧。


 


 

文章录入:贯通日本语    责任编辑:贯通日本语 

  • 上一篇文章:

  • 下一篇文章:
  •  
     
     
    网友评论:(只显示最新10条。评论内容只代表网友观点,与本站立场无关!)
     

    中秋佳节月儿圆 这些日语称呼你

    【里约奥运会预热】奥运会比赛

    【盘点】日语中那些“鲜为人知

    各种和式点心的日文说法(中日

    【帽子日】盘点各种帽子的日语

    中国传统民俗“红盖头”日语释

    广告

    广告