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2005年05月05日の「天声人語」

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阪神方面から帰京する新幹線で、『「映画 日本国憲法」読本』(フォイル)を開いた。この妙なタイトルには多少の説明が要る。

    在由阪神回京的新干线上,我打开了《“电影与日本国宪法”读本》这本书。对这样奇怪的书名需要稍微解释一下。

 

4月下旬、東京で「映画 日本国憲法」(ジャン・ユンカーマン監督)の上映会があった。日本国憲法について世界の知識人が語るドキュメンタリーで、初回に約700人が来場した。当方は立ち見だったが、100人ほどが入れなかったという。

   4月下旬,在东京举办了“电影与日本国宪法”John Junkerman 导演这布影片的放映会。这是一部各国知识分子讨论日本国宪法的记录片,第一场观众约有700人,我得到的是站票,听说有100多人没能进场。

 映画をもとに構成したのが『読本』だ。「日本は立派な国家です。しかし、自分自身の声で発信し、アメリカと異なるアイディアを明瞭(めいりょう)に示す勇気をもつことができませんでした」。日本の戦後史を描いた『敗北を抱きしめて』でピュリツァー賞を受けた歴史家ジョン・ダワー,氏だ。「(日本が)アメリカのような『普通の国』になりたいというのなら、現時点で恐ろしい話ではないですか……アメリカはますます軍事主義的な社会になってきているのですから」

    该“读本”是以电影为材料写成的。“日本是个美丽的国家。但是,却不能发出自己的声音,没有明确表示自己与美国具有不同意见的勇气。”描写日本战后史《紧紧拥抱战败》一书的作者,并因此而获得普利策奖的历史学家John W. Dower先生如是说。“(日本)如果想成为象美国那样的‘普通国家’,在现阶段是可怕的……因为美国越来越变成了军事主义国家。”

 国内に「改憲ムード」が広がっているようだ。確かに憲法と自衛隊との関係はねじれている。しかし例えば日本が「軍隊を持つ」と表明することの重みがどれほどになるのか、詰めた議論が世の中に行き渡っているとは思えない。

    国内“改宪气氛”似乎越来越浓。宪法与自卫队的关系确实被扭曲。但是,我不认为例如日本表明“拥有军队”其意义有多么重大这样的结论在国际上已经被普遍认可。

 日本や世界の未来が米国に左右されかねないという時代に、米国との関係をどうするのかも緊急の課題だ。改憲案より、どんな国をめざすのかを詰める方が先ではないか。

    在日本和世界的未来一定被美国控制的时代,同美国建立怎样的关系也是当务之急的课题。同改宪方案比起来,更应该优先决定到底想成为什么样的国家。

 家族連れの多い新幹線の中を見渡す。将来、わが子が軍人になり、外国の戦場に行く。そんなことを思いめぐらす親など、いそうもなかった。

    我环视新干线车内,很多都是带家属的人。将来自己的孩子要成为军人,到外国的战场上去。看不到这样的有后顾之忧的父母。

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