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「今大きく揺れています」。新潟のテレビ局で、アナウンサーが繰り返している。局内の揺れが見える。東京では、その何十秒か後にガタガタッと初期微動を感じ、それに続いて大きな横揺れが長く続いた。
“现在晃的很厉害”。在新泻电视台,播音员反复地播报着。电视台内部已看得见在摇晃了。几十秒钟之后,在东京也能感到吱吱嘎嘎的早期微震,接下来则是长时间的横向大幅摇晃。
テレビの画面に流れる「震度6強」というテロップに、戦後有数の大災害となった40年前の新潟地震の映像を思い出した。天を覆うような黒煙、信濃川に落ち込んだ大きな橋……。やがて、震源に近いのは内陸部の小千谷周辺で、震度6強を3度も繰り返したと知る。最初の揺れには持ちこたえていた家屋やがけが一気に崩れたのではないかと恐れる。
流过电视画面的“震级6级以上”的插播字幕,使人想起战后少有的大灾难,40年前新泻地震的画面。遮天闭日的黑烟,塌入信浓川的大桥……。不久便得知离震中很近的内陆的小千谷周边曾有过3次6级以上的地震。真让人担心那些刚从初震中挺过来的房屋以及山崖会不会一下子垮掉。
上越新幹線の「とき」が脱線したとの報には、一瞬耳を疑った。東海道新幹線が開業したのは新潟地震の起きた64年だが、それ以来、脱線などという事態は聞いたことがない。後で、脱線したが転覆はしていないと分かったものの、列車内の恐怖はどれほどだったか。
听到上越新干线“朱鹮号”的出轨的报道,一时竟不敢相信自己的耳朵。东海道新干线的开通就在新泻发生地震的64年,之后从来也没有听说什么出轨的事故。后来得知虽然出轨但没有翻车,然而当时列车内的恐怖气氛是可想而知的。
自然災害では、なかなか状況がつかめない場所に被害が集中している恐れもある。警察や消防、あるいは自衛隊が、一刻も早く最も強く揺れた地域に行き着き、救出活動が進むようにと願った。
自然灾难让人所担心的是,事态不明的地方往往受灾最为集中。但愿警察、消防或者自卫队能尽可能地快速赶到强震地区,开展救援工作。
日本の地震の記録で最も古いものは日本書紀にあるという。「(允恭天皇)五年秋七月丙子朔己丑、(河内国)地震」。1500年以上前のことだが、その後に1万近い地震が古い文書に記録されている(『新・地震の話』岩波新書)。
《日本书纪》中有日本最早的地震记录。“(允恭天皇)五年秋七月丙子朔己丑,(河内国)地震”。这是1500年以前的事了,之后在古书中又有近1万次的地震记录。(《新·话说地震》岩波新书)。
この国の宿命ともいえる地震が起きることは防げない。予知も難しい。しかし、迅速に力を合わせれば、被害の拡大を防ぐことはできる。
可谓是这个国家的宿命的地震防不胜防。也难以预测。但若能迅速调动力量的话,是能够防止受灾的扩大化的。