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日頃からなじみがあるとは言いがたい「株式面」を開く。上場企業が、数字となってひしめいている。運輸業を見る。東武、東急、阪急、名鉄……。なかなか見つからないその名・西武は、面の隅の「監理ポスト」にあった。上場が廃止になる可能性のある企業を、投資家に知らせる処置だという。
翻开平时不太熟悉的报纸的“股票版”。各上市企业均以数字形式紧紧地挤在一起。看了一下运输业。东武、东急、阪急、名铁……。找了许久没找到的那个名字——西武,却在角落里的“监理位置”中。这是告知投资者某企业有停止上市可能的一种措施。
西武鉄道が、有価証券報告書に虚偽の記載をしていたことを発表して10日になる。当然ながら、株は急落した。虚偽記載を知らされないまま株を買わされたという企業が相次いだ。事実なら、これも違法行為を問われかねない。
有关西武铁道在有价证券报告书中做假的报道已过去10天了。其股价一落千丈也是意料之中的事。曾经隐瞒做假让人认购股票的企业接连不断地被暴光。若情况属实,料也难逃法网。
西武鉄道グループの総帥・堤義明氏の説明にも矛盾が指摘されている。役職辞任の会見では、虚偽記載を知ってから「1カ月もしない」と述べたが、8月には、幾つかの企業の首脳に、堤氏自身が株の買い取りを働きかけていたという。
西武铁道集团的老总堤义明的解释被人指责为自相矛盾。在辞职的记者见面会上他说,他知道报表做假“还不到1个月”,然而,据说在8月份堤曾亲自劝说几个企业的头头脑脑去买股票。
この巨大なグループを一代で築きあげた、義明氏の父・康次郎氏が語ったという。「私は、自ら芸術家だと思っています。私の芸術はすこし大きい。大地に彫刻することです」(『西武グループ』ユニオン出版社)
义明的父亲——康次郎曾说,是他一手造就了这个巨大的集团。“我觉得我是个艺术家。我的艺术规模稍许大了一点,是在大地上作雕刻”(《西武集团》联合出版社)。
戦後、康次郎氏は、元皇族の土地を相次いで買い取る。そこに次々にプリンスホテルが建設され、膨大な資産となってゆく様を、猪瀬直樹さんが『ミカドの肖像』(小学館)で描いた。
猪濑直树先生在《帝王的肖像》(小学馆)中描绘了康次郎在战后不断买进原属旧皇族的土地,并在其土地上不断地建起王子大酒店的财产急速膨胀的过程。
今回の虚偽記載は、義明氏が会長だったコクドとプリンスホテルが持つ西武鉄道株の比率を、長い間過少に記していたというものだ。「大地への彫刻」の評価にもかかわりかねない事態だ。まずは、実のある釈明が欠かせない。
这次的虚假报表据说是将义明任会长的国土(注:是堤一族的房地产公司名)和王子大酒店所持有的西武铁道股票的比率,长期作过低记录。事态难免会动摇“在大地上雕刻”的评价了。首先必不可少的是有实质内容的解释。