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2004年10月04日の「天声人語」

作者:jianxion…  来源:贯通论坛   更新:2004-10-12 20:27:00  点击:  切换到繁體中文

 

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最近では、日本の人口を超える客を年ごとに運びながら、東海道新幹線が今月、開業40周年を迎えた。地球から太陽までを5往復したことになるという。

最近每年都要运送超过日本总人口的旅客数量的东海道新干线,本月迎来了开业的40周年。据说其所跑过的距离已够从地球到太阳5作个来回了。

 1列車あたりの平均の遅れは、10秒にまで短縮された。正確さを追求してきた人たちの努力のたまものだろう。そして何よりも、この間、衝突のような事故が全く無かったことに安堵(あんど)させられる。

平均每列列车的晚点时间已缩短到了10秒。这是不断地追求精确的人们努力的结果。最最重要的是,在这期间里没发生过一起撞车之类的事故,让人绝对放心。

 

新幹線の駅のホームで、のぞみが通過するのを見る時、その爆走ぶりを実感する。走るというよりも飛んでゆく感じがある。「後ろからムチで打たれて追いかけられているようだ」と述べた中国の要人がいたが、本当の速さは、乗っていては分からない。

站在新干线的站台看“希望号”开过时,真有一种风驰骋电掣的感觉。与其说是在跑不如说是在飞。有一位中国的要员曾说“好像背后有人在用鞭子赶着”,其实真正的速度坐在车里边是不知道的。

 40年で速度は上がり、本数は増えた。現代には欠かせないものになったからこそ、「過速」や過密には、これまで以上に考慮が要る。周辺住民の被害も忘れてはなるまい。世界一の速度を(きそ)うより、世界一の安全を追い続けることである。

40年中速度提高了,对数也增加了。正因为它已成为了现代生活中必不可少的东西,所以要比以前更多地考虑“过快”、“过密”的问题了。同时也不能忘记给周边的居民带来的麻烦。与其去追求世界第一的速度不如追求世界第一的安全性。

 

近年はビジネス客が増え、車窓(しゃそう)を気にする人が減ったという。「新幹線の車窓も、まんざら捨てたものではない」と、国鉄全線の乗車を果たした宮脇俊三さんは書いた。現代人が、500キロ離れた関東と関西を忙しく往復させられるのは、徳川家康が江戸に幕府を開いて日本を二極に分解したからではないかという。「家康の体臭が満ちている」沿線は、織田信長などのゆかりの地も連なる「史跡の宝庫(ほうこ)である」(『宮脇俊三鉄道紀行全集』角川書店)。

据说近年来商务性的客人增多,留意车窗的人减少了。乘坐过国铁全程的宫胁俊三先生写道,“新干线列车的车窗可不是没用的东西”。他说,我们现代人忙碌地往返于相隔500公里的关东和关西,不就是徳川家康在江户设立幕府将日本分成两极的结果吗?“充满徳川家康体臭”的沿线,正是联结着与织田信长等人颇有渊源的场所的“历史遗迹的宝库”(《宫胁俊三铁道纪行全集》角川书店)。

 二極分解から約400年。その変遷にも思いをはせれば、車窓は捨てがたいものになりそうだ。

日本分成两极以来约有400年了。如果欲将思绪驰骋于这其间的沧桑变迁,则车窗也是难以抛弃的吧。


 

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