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2004年9月17日の「天声人語」

作者:鱼鱼  来源:贯通论坛   更新:2004-10-1 15:21:00  点击:  切换到繁體中文

 

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今も君のいない寂しさがスクラムを組んでやってきます。長崎県佐世保市の小学校の事件で娘の怜美(さとみ)さんを奪われた手洗(みたらい)恭二さんの思いが、独特な表現を通して伝わってくる。その思いの底には、言葉にはならない深い悲しみがあるのだろう。


没有了你在身边,寂寞排山倒海的涌来。长崎县佐世保市的小学样事件中痛失爱女的御手洗恭二先生通过独特的语言表达了自己的感伤。这种感伤的深处还蕴含了不可言喻的深深的悲哀。

 事件から百余日、家裁は、同級生の女児を自立支援施設へ送るという保護処分を決めた。その決定要旨の「居場所」という文字が目についた。

自事件以来已经过了百余天了,家庭案件法院对此做出了保护性的裁决,将杀害女儿的同班同学送入少管所。作为这个决定的要点“家”这个字映入眼帘。

 会話でのコミュニケーションが不器用な女児にとって、交換ノートやインターネットが唯一安心して自己を表現し、存在感を確認できる「居場所」になっていた、とある。ホームページに書かれたことなどを「居場所」への侵入ととらえ、その怒りが事件につながったとする。しかし、その文章などは、他人に殺意を抱かせるようなものでは決してなかったという。

对于在谈话中不善于沟通的女儿来说,通过交换笔记本或能过网络来表现自己仅有的安心,从而确认自己存在感的“家”。当她发现在网页首页写着的一些东西入侵了(她心中的)“家”,那份愤怒导致了此事件的发生。但是,(她)说那些文章等,绝对没有隐含任何杀机。

 栃木県小山市で起きた幼児誘拐事件では、3歳の弟に続いて、4歳の兄が遺体でみつかった。思川(おもいがわ)という切ない名をもつ流れが、まれにみる残忍な事件の現場となってしまった。凶行は、憎んでも憎みきれないが、幼いふたりが、どこかで安心できる「居場所」を得られなかったものかと悔やまれる。

木县小山市发生的绑架幼儿事件中,继三岁的弟弟之后,四岁的哥哥的遗体已经被发现。与思川这个令人无法忘怀河流的名字,是这起非常少见的极度残忍的凶案现场。对于凶手的痛恨是绵绵无期,令人们后悔的是没人在某个地方给两个幼小的孩子建立一个安心的家。

 「居場所というのは、大人にとっても、子どもにとっても同じ意味を持つ……自分の家には居場所がないと感じている親がいるとしたら、間違いなくその子どもも自分の家に居場所はないと感じているものだ」(『現代のエスプリ別冊』・岩月謙司)

“所谓的“家”,不管是对大人还是对孩子,都有着同一个意思……如果有在自己的家里感到没有家的感觉的父母们的话,毫无疑问的也有在自己家里感觉到没有家的感觉的孩子”(《现在精神别册》岩月谦司)

 人は、それぞれの心の居場所を探している。しかし、それを見つけるのは容易ではない。

人们在寻找各处的心灵的“家”,但是这实在不是一年容易的事。


 

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