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「険(けわ)しい崖下の渓間(たにま)に、宿屋が四軒、蕎麦(そば)屋が二軒、煎餅(せんべい)や絵葉書などを売る小店が一軒、都合(つごう)ただ七軒の家がの狭い処に建って」いる。若山牧水が描く大正時代の長野県・白骨温泉である。胃腸にきくこと、おそらく日本一だろう、とも書いた(『新編みなかみ紀行』岩波文庫)。
险峻的山崖下的山谷里有四家旅馆,两家荞麦面馆, 一家卖煎饼等的小店, 带好七家一并排建立在一个很狭小的地方, 这就是若山牧水所描写的确大正时代的长野县的白骨温泉,据记载有利于肠胃的功能恐怕要数日本第一。
乳白色の名湯として評判高かった白骨温泉で、公共野天風呂などに入浴剤が使われていたことがわかった。10年近く前から色が薄くなったため、イメージを壊さないように、と思いついたという。草津温泉の入浴剤が使われた。
作为乳白色的有名的温泉, 白骨温泉获得很高的评价,我们知道在进行公共露天沐浴等时需要使用沐浴露,说是由于近10年开始颜色变淡,为了尽可能的不破坏这种美丽,专门使用草津温泉的沐浴露。
確かに乳白色の温泉にはいかにも温泉らしい魅力がある。体の芯まで温まるような気にさせる。しかし、温泉は色だけではない。透明な湯でも、つかったとたんに体の芯にまで響くような温泉もあり、人によって好みも違う。
确实,乳白色的温泉非常具有温泉的魅力,感觉好像可以一直暖透心扉,但是这种魅力不光是温泉颜色的作用,既使是透明的温泉,使用时对身心也会有这样的效果,只是个人的喜好不一样而已。
日本人の温泉好きに、いわばお墨付きを与えたのが、明治の日本に滞在したドイツ人医師ベルツだった。よく滞在したのは箱根の温泉だったが、効能では草津を絶賛した。「無比の温泉」で「最上の山の空気、理想的な飲料水」があり、自分でも療養所をつくろうと思った(『ベルツの日記』岩波文庫)。
日本人对温泉的喜爱,可以说给予记载的,始于明治时期在日本呆过的德国医生ベルツ。经常逗留的就是箱根的温泉, 至于效果的话最值得赞赏的则是草津温泉了。有“无可比拟的温泉”和“最棒的山间空气,非常理想的自然饮用水”,很想自己在此建立一所療养所。
草津はいまも豊かな湧出(ゆうしゅつ)量を誇り、安泰だが、白骨のように泉質が変化したり、湧出量が減ったりして、困っている温泉も多いようだ。何度も同じ湯を使う循環式も少なくないと聞く。その辺をごまかさないで表示しないと、温泉への不信が募るだろう。
现在草津的丰富的涌出量是倍受称赞的,而如安泰温泉,白骨温泉的泉水质量有所变化,涌出量也在逐渐的减少,令人担忧的温泉好像越来越多。很少听说同样的温泉多次循环式使用的,但不表示就没有在这方面作文章,温泉因此也招来很多不信任的态度。
牧水は草津温泉で詠んだ。〈たぎり沸(わ)く8いで湯のたぎりしづめむと病人(やまうど)つどひ揉めりその湯を〉
牧水被称为是草津温泉。随着沸腾的泉水逐渐平静下来,病人们的不安也随着泉水的平静渐渐消除。