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2004年8月17日の「天声人語」

作者:mutoulh  来源:贯通论坛   更新:2004-8-19 5:20:00  点击:  切换到繁體中文

 

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光は真空中で1秒間に約30万キロの距離を進むことができる。では299792458分の1秒の間に進む距離は? 1メートルである。というより、いまは1メートルを光速によって、そう定義している。

光在真空中的速度大约是每秒钟30万千米。那么在299792458分之1秒光能行进的距离是多少呢?答案是一米。也就是说现在的米就是光在299792458分之1秒行进的距离。

 かつてはメートル原器というものがあった。白金とイリジウムでつくられた原器はパリの国際度量衡局に保管され、19世紀末以来、距離の基準になってきた。しかし「もの」だから、わずかにせよ伸縮する。1960年に光の波長が基準になり、83年から光速に代わった。

以前测量米的标准是用白金和依金做成的,在巴黎的国际度量衡局保管着, 19世纪末以来,这一直是测量距离的标准。但是,任何“物质”都是有伸缩性的。1960年把光的波长定为了基准,从83年开始光速取而代之。

 時間についても同じような正確さへの追求が続けられた。基準にしてきた地球の自転、公転では狂いが生じることがわかり、67年から原子時計に代わった。大雑把にいうと、1秒は「セシウム133原子が出す電磁波が91億9263万1770回振動する時間」である。

同样,人们也持续追求着对于时间测量的正确性。曾经作为时间基准的地球自转和公转产生了争论,从67年被原子时代所取代了。大略地说,一秒钟就是铯133原子发出的电磁波震动九十一亿九千二百六十三万一千七百七十次的时间。

 実感から離れるばかりの基準だが、質量だけはまだ「もの」を頼りにしている。19世紀末につくられた白金とイリジウムの合金製の国際キログラム原器である。より精度の高い基準をめざして各国の研究者が競っているが、まだ決定版はできていない。

基准要脱离实际的感觉,但是质量还是依赖“物质”来作为标准的。那就是19世纪末用白金和依金的合金制成的国际千克标准。各国的研究者都在竞相研究更加令人关注的精度更高的标准,但是还没有最终决定。

 時間、距離、重さの計測が肝要なスポーツの世界でも精度を増してきた。時間計測では、長い間ストップウオッチが主役だった。計れるのは10分の1秒程度までだったが、電子時計が登場した東京五輪ごろから計測は精密さを増した。いまでは1万分の1秒まで可能だという。

在重要的体育比赛中,对于时间,距离,重量的测量也需要越来越精确的数据。测量时间主要是用秒表。能够精确到十分之一秒,但是启用了电子计时器的东京奥运会测量的精密度大大增加了。到现在大概精确到了万分之一秒了吧。

 平泳ぎの北島康介選手は0秒17差で金メダルを手にした。肉体の限界に挑む選手たちを、現代技術の粋を集めた計測器が追っている。

蛙泳运动员北岛康介仅以0.17秒的优势夺得了金牌。集现代技术的精华而成的测量器追逐着运动员们挑战身体极限的脚步。


 

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