日本の正月がわびさびを基調としているならば、中国の春節(旧正月)は華やか、にぎやかと表現できるでしょう。年を越すことを中国語では過年(グオニェーン)と言います。
如果说日本新年的基调是清寂,那中国的春节(阴历新年)就可以用盛大、热闹来形容吧。「年を越す」用汉语来讲叫做“过年(guo nian)”。
大晦日になると魔よけや縁起担ぎのため門に赤い春联(对联)を貼り部屋やベランダに赤いちょうちんを吊るします。こうなってくると気分はすっかり正月気分ですね。
到了大年三十,为了辟邪,也图个吉庆,人们会在门上贴红色的春联(对联),在房子里和阳台上挂红灯笼。这么一来年味儿就出来了。
それではどのように年を越すのでしょうか?まず、大晦日にはかならず一家そろって食事をします。この食事を団円飯(トゥアンユエ~ンファン)と言い一家団欒の願いが込められています。メニューは多少の差はあれど、基本的に鶏肉、魚料理は必須とされてます。
那么,人们怎么过年呢?首先,大年三十一定要全家聚在一起吃团圆饭(tuan yuan fan),这顿饭里包含着一家团圆的愿望。菜单多少会有些不同,但鸡肉、鱼都是必不可少的。
食後は、家族親戚等でマージャンやトランプゲームを楽しむと言うパターンが多いですね。テレビも日本の紅白歌合戦に相当するようなものを数時間にわたり放映し出します。
吃完饭大多数家庭都会家人亲戚一起打麻将、玩扑克。也有类似日本红白歌会的电视节目持续几个小时播放。
そして、新年が近づいてきてカウントダウンが始まりだすと街中が花火や爆竹で騒がしくなり始めます。花火を烟火(イエンフ~オ)、爆竹を鞭炮(ビエンパオ)と言います。この花火?爆竹が実に半端じゃないんですよ~
而且,随着新年来临的倒计时开始,街上烟花、爆竹也开始热闹起来。汉语称「花火」为“烟火(yan huo)”、称「爆竹」为“鞭炮(bian pao)”。这些烟火、鞭炮可不是开玩笑哦~
最後に、日本の年越しそばに当たる物が、こちらでは年越し餃子になります。子供のいる家庭では、餃子を食べる前におじいちゃん、おばあちゃんに新年の挨拶をします。その後、子供たちは彼らからお年玉をもらいます。このお年玉のことを圧歳銭(ヤースイチエーン)と言います。
最后,日本过年有荞麦面,而中国这边则有过年饺子。在有小孩的家庭,吃饺子前要给爷爷、奶奶拜年。然后,孩子们从爷爷奶奶那儿收压岁钱。汉语称「お年玉」为“压岁钱(ya sui qian)”。
初一(元旦)には、新しい衣服を着て親戚や友人宅に新年の挨拶回りを始めます。日本で言う「新年おめでとう」、「明けましておめでとう」等の言葉に相当するのが、新年快楽(シンネェーン クワイラ)、恭喜発財(ゴンシ~ ファーツァイ)です。
初一(相当于日本「元旦」),要穿着新衣服去亲戚朋友家拜年。在日本人们一般说「新年おめでとう」、「明けましておめでとう」之类,而中国与此对应的就是“新年快乐”、“恭喜发财”。