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作家の山口瞳が飲み助について書き連ねている。「純粋である。だから酒にむかってゆく。傷つきやすい。だから酒を飲む」(『酒食生活』ハルキ文庫)。大日本酒乱党を宣言した人らしい心意気だが、凡人の当方、その境地には遠い▼
作家山口瞳列举了关于好喝酒的人。“纯粹是想喝,所以喝酒 。容易受伤的样子,所以饮酒” (《酒食生活》』春树文库)。好象是宣告了大日本撒酒疯一党之人的气质,不过,属于凡人的我,距离那个境地还很遥远。
「悪い酒」は翌朝がいけない。失恋にせよ人事にせよ、やけ酒に走らせた現実は微動だにしていない。二日酔いが加わり、飲み代が消えているだけだ。さらには、酒が「嫌な記憶」を深めるとの説が本日の科学面で紹介されている。東大の松木則夫教授らによる動物実験だ▼
“不适当的酒”对于次日早晨来说是糟糕的。失恋也好人情世故也好,自暴自弃之酒不能让已经发生过的现实有所改变。伴随宿醉的仅仅是花费了酒钱。基于东大的松木则夫教授们进行的动物实验,在今天的科学版面上进一步介绍了酒可以加深“令人讨厌的记忆”的主张。
箱のネズミに弱い電気刺激を与えると、次からは箱に入れただけで身をすくめるようになる。こうして恐怖を学習したネズミを、アルコールを注射する群としない群に分け、その後の反応を追った▼
如果给予箱子中的老鼠电击的话,从第二次开始把它放到箱子里它就会蜷缩起身体。将感受到了这种恐怖的老鼠分成注射酒精群和不注射酒精群两种之后,继续观测它们的反应。
2週間後、「しらふ」の群は箱ですくむ時間が半減したが、「酔った」群はほぼ同じだった。どうやらアルコールには、一度思い出した記憶を強める働きがあるらしい。松木教授が語る。「嫌なことを思い出しながら飲むと、友の激励は忘れても、元の記憶はかえって強く刻まれかねない」▼
2周后,“不喝酒”的那一群在箱子中的僵立时间减半了,但是与“喝酒”的那一群大致相同。大概酒精像是有加强那些被回忆了一次的记忆的作用。松木教授说,“如果在想起不好事情的同时喝酒,即使忘掉了朋友的激励,最开始的记忆可能反而被铭记。”
ありもしないやけ酒の効用に、科学がとどめを刺したかに見える。ネズミが示す通り、つらい出来事も悔しい体験も、時が薄めていくものだ。明日を全力で生きるための本能かもしれない▼
在自暴自弃之酒的效用,科学看到了致命的一击。通过老鼠表现的那样,都可以用时间冲淡痛苦的事情和令人懊悔的体验。说不定那是为了能全力生活在明天的本能。
悲喜こもごもの異動の季節。職場という小さな箱で、身をすくめている人もいよう。気分転換の早道は、心だけでも箱から出すことだ。外は「楽しい記憶」の手がかりであふれている。
悲喜交加变动的季节,在所谓职场的小小箱子中,也有蜷缩着身子的人。心情转换的捷径是仅仅把心从箱子里拿出。在外面,到处充满着“快乐记忆”的线索。