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おとといの東京都議会で、石原知事と議員が妙なやりとりを交わした。「発案者として当然、もろもろの責任を感じている」と知事。「もろもろとはどんな責任か」「もろもろとはまさにもろもろ」▼
在前天的东京都议会上,石原知事和议员进行了奇怪的交谈。知事说“作为提案者,当然感觉到了各种各样的责任。”“各种各样的责任是怎样的责任呢?”“各种各样确实是各种各样。”
知事が3年前に作った「新銀行東京」が追い込まれた。都が出資した1000億円の大半は赤字に食われ、知事は財政から400億円の追加出資を決めた。さらなる血税投入には反対の声が多い。そもそも、各紙の社説がここまでそろうのは珍しい▼
由知事在3年前提议设立的“新银行东京”陷入困境:由东京都出资的1000亿日元的大半都成为亏损。知事决定由财政追加出资400亿日元。对于将苛税投入银行这件事,反对声居多。这样说来,各个报纸的社论统一在这个问题上,真是很难得。
石原知事は失敗を認めよ(朝日)「石原銀行」は幕を閉じる時(日経)もう店じまいすべき(読売)撤退への道筋を描く時だ(毎日)手を引く時(東京)役割はすでに終わったといえないか(産経)。散々である▼
石原知事承认失败(朝日)。“石原银行”到了闭幕之时(日经)。应该已经停业的(读卖)。到了开始描绘撤退路线的时候了(每日)。断绝关系的时候(东京)。任务已经结束了(产经)。一副凄惨的景象。
中小零細企業を救う心意気はいいが、開業時には貸し渋りは消えかけていた。それでも存在理由を示すため、甘い審査で貸し付け、焦げつかせた。約1000億円の累積赤字は、プロも用心する小口融資のヤブに素人が分け入った結果だ▼
有挽救中小企业的气魄是好的,但是在开业之时。尽管如此,为了表现其存在的理由,简单审查后就给予贷款。约1000亿日元的累计亏损,是外行插手即使职业人士也要提防的小宗贷款的结果。
知事や経営陣はもちろん、設立に賛成した都議会の責任は重く、追加出資を認めれば恥の上塗りだ。例えば地震対策にも使えた都税を、時代感覚に欠けたお役所流が食いつぶす。知事の面目のために公金を重ねてつぎ込めば、失敗は大の字つきで都政史に残りかねない▼
不用说知事和经营阵容,赞成设立银行的东京都议会的责任是沉重的,如果承认追加出资的话则更添耻辱。缺乏时代感的政府机关之流可以把譬如应对地震中使用的东京都税给吞掉。如果为了知事的脸面而反复注入公款的话,失败将很可能在被大大地写入东京都的行政史中。
もろもろの成功に彩られた人生の秋に、しくじりを認めるのは勇気がいる。だが〈過ちて改めざる、これを過ちという〉と論語にもある。改めぬ「もろもろ問答」の間にも、新銀行は新ぼろぼろの度を深めていく。
在由各式各样的成功着色的人生之秋,承认失败是需要勇气的。但是也有“所谓的错误就是错了不改”的论调。不去改正而陷在“诸多争论”的时候,新银行的麻烦会更多。