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35年前の冬に流行(はや)った「そして神戸」は〈神戸、泣いてどうなるのか〉と始まる。〈船の灯(あかり)うつす濁り水〉の港周辺はいま、ホテルの建設ラッシュに沸いている。観光業界は「復興を遂げた安全で新しい街」を売り込む構えだという。
“神户,痛哭之后又将如何”是35年前冬季非常流行的那首《神户》的开首句。现在那“倒映着船灯的烛水”的港口周围正掀起了一股酒店建设的高潮。据说是旅游界要在此打造一个“安全新都市的复兴”
阪神大震災から13年になる。6400人を超す犠牲者への追悼と防災の教えを、後世にどう語り継ぐか。復興への闘いは、時の経過とともに「風化との闘い」に移っていく
阪神大地震已经过去了13个年头了,对6400多死难者的追悼和灾害救助教育该如何代代相承呢?为了复兴的奋斗随着时间的推移已经转化成了“与风化之争”。
神戸では、講習を受けて市民救命士になる人が増え続けている。見知らぬ人に助け出された恩返しにと、救命士を育てる人もいるそうだ。街に根づく防災意識は震災の遺訓といえる。9月の「関東」と並び、1月の「阪神」は大地震への備えを促す早鐘の役割を担う。
在神户,接受培训而成为市民急救员的人数在不断地增加。据说有的培训教师就是曾得到过陌生的救助,为了报恩和回馈社会而培养急救员的。扎根于这城市中的灾害救助意识可以说是地震灾害所造就的遗训。和9月发生的“关东地震”一样,1月的“阪神地震”也为人们敲响了警钟,督促人们作好应对大地震的各项准备。
東京都も「首都直下地震」への備えを急いでいる。首都圏でマグニチュード7級が起きると、帰宅が難しい人が650万人出る。中央防災会議の想定だ。この人数が一斉に、徒歩で自宅を目指したらどうなるか。
东京也在加紧应对“首都正下方发生地震”的准备工作。按中央防灾会议的推测,如果首都圈内发生7级地震,将有650万人回不了家。如果这些人一起徒步往自家走去,将会是一个什么景象?
昨年2月の東京マラソンは、群衆の移動には思わぬ時間がかかることを実証した。3万人の参加者全員がスタート地点付近を通過するのに、20分かかっている。8車線の道路でこれだ。650万人が街頭にあふれ出せば消防車や救急車は動きがとれず、被害は広がるばかりだ。
去年2月举办东京马拉松时已经证实了,庞大人群移动所需的时间远远超出人们的预料。光是3万名参加者通过出发地点就花了20分钟,那还是8车道呢。一旦650万人一齐涌上街头,则消防车、救护车全都动弹不得,将会导致灾情的进一步扩大。
「阪神」の後、歩いて帰宅する訓練が盛んに行われた。しかし、いま専門家が呼びかける心得は「帰宅を焦らず、安全な場所で待つ」だという。備え方は絶えず見直されている。年に2度鳴る早鐘の功績である。
在今年的阪神地震发生后,徒步回家的训练非常盛行。但是,现在专家们呼吁的要领是“别急着回家,找个安全的地方先呆着”。灾害救助的应对方式正在不断的修正,这是一年内所敲响的2次警钟的功劳。