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元日、記念の年を迎えた東京タワーにのぼった。エレベーターが1時間待ちと聞いて、外階段で大展望台を目指す。何度か休みながらも、進む方向は上しかない。この塔が背負った時代が、まさにそうだった▼
元旦那天,登上了迎来值得纪念一年的东京塔。虽然几次休息,可是前进的方向只是向上。这个塔所背负的时代特征也确实是这样的。
1958(昭和33)年の開業は、戦後復興から高度成長へと、日本全体の上げ潮を告げた。タワーには総合電波塔の役割とは別に、国産の資材と技術で世界一を建ててみせる意味があった▼
1958(昭和33)年的开业诉说了日本全国从战后复兴到高速增长的浪潮。这个塔除了有发射电波的作用外,还有展示用国产的材料与技术建造世界第一建筑的含义。
いま、地上150メートルからの眺めは平凡だ。地平線はあまたの高層ビルでぶつ切りにされ、点線になっている。西では六本木ヒルズと東京ミッドタウンのタワーが、助さん・格さんのように空を突く。それでも赤白の鉄塔には、時が醸した黄門様の存在感がある▼
如今,从地上150米处眺望远方已经是很平凡的事情。地平线被超高层建筑切成一段段,成为了点画线。在西边的六本木之丘和东京市中心的塔,就像@@一样刺入天空。尽管是红白色的铁塔,有时却感觉有黄门存在。
東京タワーの半世紀は、ざっくりと昭和が30年、平成が20年。両方にまたがるバブル期から、日本は下り階段に迷い込んだ。だから、建設中のタワーをとらえた白黒写真はまぶしい。50年前の正月、4本の塔脚が姿を現した。国中が「伸びゆく姿」であふれた昭和30年代は甘い香りを放つ▼
东京塔的半个世纪是由昭和的30年和平成的20年组成。从跨越两个时代的泡沫期开始,日本走向了下坡路。所以,给建设中的铁塔拍摄的黑白照片是耀眼的。50年前的正月,出现了4个塔脚的雏形。国内洋溢着“伸长的姿态”的昭和30年代释放出迷人的香气。
今年夏、約10キロ北東で新東京タワー(仮称)の建設が始まる。高さは「旧」の倍近く、地上デジタル放送などの送信はいずれ「新」に移るかもしれない。しかし、デートや修学旅行の思い出までが移ることはない▼
今年夏天,在约10公里的东北方向开始建设新东京塔(假定称呼)。高度接近“旧”的两倍,地面微波数字广播电视等的发送也许在不久的将来就会转移到“新”的上。但是,约会和修学旅行的回忆不会转移。
昔話を、それも「良き時代」を語り出せば成長は止まるという。だが、語りたい、語るべき過去があるのはいい。敗戦13年でこれができたのだからと、気合を入れ直す道もある。階段を下りながら、そう思った。
据说在旧话中,这也是一说出“好的时代”就会停止发展。但是,有想说而应该说的过去是很好的。走着下坡路想到这些。